「ショウジョウバカマ」という花をご存じですか。
別名「カンザシバナ」とも言い、北海道から九州の山野でよく見られる植物です。
日本や朝鮮半島を原産とするメランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草で、「ミズバショウ」などと同じ時期から咲き始め、野山に春を知らせてくれる存在でもあります。
今回はそんな「ショウジョウバカマ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「ショウジョウバカマ」の花言葉「希望」
「ショウジョウバカマ」の花言葉ひとつめは「希望」です。
まだ雪の残るような肌寒い時期から花を見せてくれるためこの花言葉が与えられました。
近年は乱獲のため「ショウジョウバカマ」の仲間には絶滅危惧種に指定されているものもあります。
野山で愛らしい「ショウジョウバカマ」の花を見つけても、くれぐれも摘み取ったりせずそっと見守ってあげてください。
「ショウジョウバカマ」の花言葉「飲みすぎに気を付けて」
「ショウジョウバカマ」は漢字で書くと「猩々袴」となります。
猩々とは古くは中国の礼記にも登場している想像上の動物のこと。
赤い顔をして人語を解し、お酒が大好きだとされています。
そんな猩々の赤ら顔に似ているからと名付けられましたが、おまけにこんなユニークな花言葉も付けられることになりました。
お酒を控えて欲しいひとに「ショウジョウバカマ」の愛らしい花が釘を刺してくれるかもしれません。
「ショウジョウバカマ」の花色
「ショウジョウバカマ」の花の色は基本的にピンクや白ですが、種類によって濃い藤色やクリーム色の花を咲かせるものもあります。
また育つ環境によっても色に濃淡が生まれ、同一の山でもさまざまな花色が生まれます。
春の登山ではぜひ「ショウジョウバカマ」の色の違いを楽しみながら歩いてみてください。
「ショウジョウバカマ」の豆知識
「ショウジョウバカマ」は湿った環境を好み、また直射日光が苦手です。
山野で探す場合は乾燥した場所よりも少し湿った明るい日陰を見てみてください。
花は3月から咲き始め、標高によっては7月くらいまで見ることができます。
まとめ
「ショウジョウバカマ」は花も美しいですが、艶やかな葉は夏の間は鮮やかな緑を保ち、寒くなると赤く紅葉してきます。
1年中楽しめる「ショウジョウバカマ」を探しに、山野へお出かけしてみませんか。