「シャシャンボ」という花をご存知でしょうか。
日本原産、ツツジ科スノキ属の常縁低木です。
今回は「シャシャンボ」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「シャシャンボ」の花言葉
「シャシャンボ」の3つの花言葉を、さっそくご紹介します。
「実りのある人生」
「シャシャンボ」は、白い筒状の壺のような形をした花が、まとまって咲きます。
そのたくさん花が咲いている姿から、「実りのある人生」という花言葉が生まれました。
花だけでなく、秋になるとブルーベリーのような丸い小さな青紫色の実が、たくさん生ります。
一年を通して、何かしら実りのある「シャシャンボ」のように、充実した人生が送れますようにという、願いも込められている花言葉です。
「知性」
下を向いて咲いている「シャシャンボ」の花が、何か考え事をしているように見えることから、「知性」という花言葉が生まれました。
飾りのない無垢な白色と、下向きに咲く姿からは、知的な印象を受けます。
眺めていると、気持ちが落ち着くような花です。
「悲しみの涙」
下を向いて並んで咲いている花々が、次々にこぼれ落ちる涙に見えることが、「悲しみの涙」の由来と言われています。
雨に打たれた後の「シャシャンボ」の花は、特に花言葉を連想させます。
太陽の光を浴びると、雨粒がキラキラと輝き、「シャシャンボ」の美しさが増します。
「悲しい出来事の後にはきっと良いことが訪れる」という、希望を与えてくれる花言葉でもあります。
「シャシャンボ」の名前の由来
「シャシャンボ」は、和名で「ササンボ(小小坊)」と呼ばれます。
秋口に青紫色の坊主頭のような小さな実がたくさん生ることが由来となり、「小小ん坊(ショウショウンボウ)」=「シャシャンボ」という名前になりました。
名前の由来を聞くと、実が「小さな坊ちゃん」に見えてきます。
可愛らしい名前の由来を持つ「シャシャンボ」です。
「シャシャンボ」の豆知識
名前の由来にもなっている、「坊主頭のような小さな実」ですが、その実が食べられることをご存知でしょうか。
「シャシャンボ」の実は、青紫色をしていてまるでブルーベリーのような姿をしています。
姿だけではなく、ブルーベリーと同じように食べることができるのです。
味は、酸味が強いためジャムにして食べられることが多いようです。
「シャシャンボ」の実は、9月・10月頃に熟成すると言われています。
味が気になる方は、その時期に収穫されてみてください。
まとめ
「シャシャンボ」は、5月~7月頃に花を咲かせ、9・10月頃に実が熟します。
春から秋にかけて、変化を楽しませてくれる植物です。
私達に、たくさんの実りを与えてくれる、魅力的な植物です。