「シモクレン(紫木蓮)」はモクレンの別名です。
その名の通り、赤紫〜ピンク色の花を付けます。
また「シモクレン(紫木蓮)」は大抵、単にモクレンと呼ばれますが標準名としては「シモクレン(紫木蓮)」もよく使われるのだそうです。
加えてモクレンの仲間をまとめてモクレンと呼ぶこともあります。
それはさておき、「シモクレン(紫木蓮)」はモクレン科モクレン属の落葉広葉樹です。
樹高は2〜4mほどとコンパクトで、開花期は3〜4月。
元々は薬用として中国から日本に持ち込まれたものだといわれていますが、今では主に庭木や公園樹などとして利用されています。
「シモクレン(紫木蓮)」の花言葉
「シモクレン(紫木蓮)」の花言葉は「高潔な心」です。
またモクレン全般の花言葉は「自然への愛」「崇高」「持続性」「忍耐」「威厳」などとされています。
「シモクレン(紫木蓮)」の「高潔な心」という花言葉は、紫色が古くから高貴な色であるとされていることからきています。
ゆえに立場があるうえ、人格的にも立派な人には特にぴったり。
あるいはできるだけ高潔な人間でありたい、立派な行動を起こせる人間でありたいという願いを込めて庭に植えたり、立派な生徒を育てたいという願いを込めて学校に植えたりするのも良いでしょう。
また「自然への愛」や「持続性」という花言葉に注目して自然教育や環境教育の場に植えたり、「忍耐」という花言葉に注目して鍛錬の場に植えたりする使い方も考えられます。
「シモクレン(紫木蓮)」の豆知識
「シモクレン(紫木蓮)」はよくハクモクレン(白木蓮)とセットにして語られたり、比べられたりします。
両者の最も目立つ違いは花の色で、ハクモクレンはその名の通り白い花を付けますが、それ以外にもハクモクレンは樹高10〜15mほどと高くなる、「シモクレン(紫木蓮)」の葉は比較的細くハクモクレンの葉は丸っこい形をしていることが多いなどの違いがあります。
ハクモクレンも庭木や公園樹、街路樹などに利用されますが、どちらかといえば樹木らしい大きさになるハクモクレンの方がポピュラーであるようです。
とはいえ仲間同士共演することもあります。
またモクレン科の仲間をまとめてマグノリアと呼ぶこともあるそうです。
まとめ
「シモクレン(紫木蓮)」の花言葉は「高潔な心」です。
これは紫色が高貴な色とされていることからきています。
またモクレン全般の花言葉は「自然への愛」「崇高」「持続性」「忍耐」「威厳」などとされており、こちらに注目して使うことも可能です。