香り良く、和風のハーブとして料理で活躍する「シソ」(紫蘇)は、「シソ」科「シソ」属の一年草です。
中国原産で、日本では縄文時代の遺跡から発見されていますが、本格的に利用が始まったのは平安時代からのようです。
「シソ」科に共通する真っ直ぐな花穂を付け、花弁の色は白またはピンク、花期は8月から9月です。
今回は、「シソ」の花言葉について解説します。
「シソ」の花言葉
「力が蘇る」「善良な家風」があります。
良い意味ですが、状況は限定的のため、人に贈る時は相手によって使い分けましょう。
「力が蘇る」
この花言葉の由来は、「シソ」の名前そのものにも繋がります。
三国志にも登場する名医「華佗」の治療エピソードに次のようなものがあります。
洛陽に住む若者が、カニを食べ過ぎ食中毒を起こして死にかけていました。
これに華佗が薬草である「シソ」を煎じてのませ、無事に救いました。
その紫色で人を蘇らせる薬草を「紫蘇」と呼ぶようになった、というものです。
つまりこの時は赤ジソが使われていたのでしょう。
日々の激務などで力を落としている友人や配偶者などに、「シソ」の料理を振る舞い、花言葉を伝えるのも良いでしょう。
自宅のプランターなどで育てれば、元気が貰えるかも知れません。
この花言葉が向いていないのは、今現在充分に元気な人です。
「自分の事にあまり興味がないのだな」と思われてしまいます。
また、病気が発覚し、気分が立ち直っていない人にも向きません。
「善良な家風」
葉も実も役立ち捨てるところがない特徴を、良い家風を持ち全員が好ましい振る舞いをする一家に見立てたのでしょう。
家族ぐるみで良い付き合いが出来ている友人や、良い関係の配偶者の実家に贈るのに向く花言葉です。
団欒用のコタツや、家族向け料金プランなどの宣伝イメージにも使えます。
あなたが家族を持つ事になった時、育て始めるのも良いでしょう。
この花言葉が向いていないのは、好ましいとは言えない家風の人です。
迂闊に贈って家族と関わりを持つと、色々厄介ごとになっていく可能性があります。
「シソ」の豆知識
「シソ」には「赤ジソ」「青ジソ」の二種類がありますが、元は赤ジソで青ジソは変種になります。
赤い色はアントシアニンによるもので、煮ると赤色が抜けて緑色が表れます。
青ジソの葉は「大葉」と呼んで売られますが、これは1961年頃、静岡の刺身のツマの生産組合が使い始めたのがきっかけです。
「シソ」をツマとする時、葉だけでなく花穂を使う事もある事から、区別するために付けたものです。
まとめ
「シソ」は身近な食材です。
花言葉を知っていれば、花としての面にも視点が向くでしょう。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。