「サンスベリア(トラノオ)」は、キジカクシ科ドラセナ属の多年草です。
「サンセベリア」ともいいます。
アフリカ原産で、日本へは明治時代に持ち込まれました。
花は葉の間から伸ばした花茎に連なって咲きますが、通常は肉厚な葉を愉しむ観葉植物です。
今回は、「サンスベリア」の花言葉について解説します。
「サンスベリア(トラノオ)」の花言葉
「永久」「不滅」「堅実」「達成」といいます。
長寿にも繋がる縁起の良い意味が含まれ、贈り物やお祝いのディスプレイに向きます。
「永久」
「サンスベリア」は別名を「チトセラン(千歳蘭)」といいますが、これは肉厚な葉が長く愉しめる事から付いた名です。
「千歳」は、千年の意味と、長い年月の意味があり、ここから付いた花言葉です。
関係の良い親の長寿祝いに贈るのに向きます。
別れても友情が永久に続くという意味で、卒業記念パーティーに飾っても良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、結婚願望のある恋人です。
恋人のまま永久に関係が進展しないという意味になってしまいます。
配偶者なら良い意味です。
「不滅」
滅びないという意味なので、こちらも長寿のお祝い向きの花言葉です。
会社の創立祝いや、ビルの落成式などにも向きます。
かなりの高齢になっても第一線の実力を見せる格闘家へのファンレターに、画像で添えるのも良いでしょう。
この花言葉を贈るのに合わないのは、移り変わる季節の美しさなどを大事にする人です。
価値観はそれぞれ、どちらが良いという事もありません。
「堅実」
こちらも「サンスベリア」の葉の丈夫さから付いた花言葉です。
「トラノオ」の名は、黄色の品種の縞模様が虎の尻尾に似ている事から付いています。
「虎の尾を踏む」というのは、ハイリスクな行動を指しますが、トラノオの葉は立ち上がっていて踏む事はありませんから、「堅実」という花言葉と意味が合います。
物事に堅実に取り組み、無茶なリスクを冒さない人へ贈るのに良いでしょう。
「達成」
こちらも虎に関わる花言葉です。
「虎は千里行って千里還る」という古い言葉があります。
ここから、物事の進捗がどんどん進んで達成出来るというイメージで付いた花言葉です。
実行力があり、困難な事も達成出来る人へ贈るのに向きます。
まとめ
「サンスベリア」は、ユニークな植物ですが、カラフルな花が咲く訳ではなく、時として見過ごす事もあるでしょう。
花言葉を知り、興味を深めれば、飾った人の気持ちにも触れられるでしょう。
風景の解像度を増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。