「サクランボ」はバラ科サクラ属サクラ亜種のミザクラ類の果実を指します。
原種はイラン北部からヨーロッパにかけて自生していたセイヨウミザクラと、アジア西部原産のスミミザクラです。
今回は、「サクランボ」の花言葉について解説します。
「サクランボ(桜桃)」の花言葉
「小さな恋人」「あなたに真実の心を捧げる」「上品」「善良な教育」などがあります。
こちらは実の花言葉となるので、花についてはサクラ属のものになります。
「小さな恋人」
歌にもありますが、小さい2つの実が寄り添う姿から付いた花言葉です。
「幼い恋」「幼い心」もあります。
「サクランボ」の実の茎が2つ付くのは偶然ではなく、1つの花芽から通常2個の花が咲くためです。
好きな相手が出来た幼い我が子に贈るのに向く花言葉です。
子供向けのレトルトカレーや、幼児向けのファッションブランドなどにも合います。
昔の気持ちを思い出すために食べてみるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、思春期より後に恋人が発覚した異性の我が子です。
性の話題は、子供と同性の配偶者に任せましょう。
協力が期待出来ない場合、子供の友人や教師を経由する手もあります。
また、恋人の身長が低い場合なら合う、と考えるかも知れませんが、コンプレックスになっている可能性があります。
「あなたに真実の心を捧げる」
美しい「サクランボ」の姿から付いた花言葉です。
ハートを思わせる形や、食べやすい種の付き方からも想像しやすい花言葉です。
特にプロポーズに向いています。
この花言葉が向いていないのは、恋の告白の時です。
多少好意があったとしても、いきなりこれでは「重たい」と思われてしまいます。
「上品」
「サクランボ」は小ぶりで美しくやや酸味があり、大ぶりで爛熟した果実と一線引いた上品さが感じられます。
魅力的で上品な振る舞いが出来る友人や恋人に贈るのに向いています。
自分の振る舞いを意識しながら食べてみるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、大人っぽい上品さに憧れる子供です。
「サクランボ」が持つ子供っぽいイメージが引っ張られ、上手く意図が伝わってくれません。
「善良な教育」
幼い恋を経て社交性や品性を身に付け、愛する人に心を捧げるという、一連のイメージから繋がる花言葉です。
それ自体は旧態依然とした女性観になるので、由来を切り離して考えた方が使い道は広がります。
教師などに従事する友人に贈るのに合います。
この花言葉が向いていそうで向いていないのは、子育てに悩んでいる時のあなた自身です。
「善良な教育」とか「正しい教育」という言葉に縛られてしまうと、その通りに出来ない現実にやられてしまいます。
情報発信する人は、良いところしか見せないという事実を頭に入れ、素直に身近な人に頼り、完璧を求めるのはやめましょう。
「サクランボ(桜桃)」の豆知識
「サクランボ」は、「桜桃」と書きます。
語源としては「桜の坊」で、桜の子供の意味です。
その後、「の」が転訛して「桜ん坊」、更に省略されて「サクランボ」となったのです。
この転訛の仕方は、「怒りんぼ」「けちんぼ」などにも見られる、一般的なものです。
まとめ
「サクランボ」は身近な果物です。
花言葉を知っていれば、より興味を持ちおいしく食べられるでしょう。
果物の味わいを増す、花言葉を是非参考にして下さい。