「ゴマギ」はレンプクソウ科ガマズミ属の落葉樹です。
日本固有種で関東以西から沖縄の太平洋側に分布し、山地から低地の湿った場所や川沿いに生育します。
白い花を多数付け、花期は4月から6月です。
今回は、「ゴマギ」の花言葉について解説します。
「ゴマギ(胡麻木)」の花言葉
「勤勉」といいます。
秋を待たず夏に赤い実を付けるところから、前倒しで計画を実行する勤勉な人がイメージ出来ます。
また「ゴマギ」は種小名に「シーボルディ」とつく、ドイツの博物学者フィリップ・シーボルトが日本からヨーロッパに伝えた植物の1つです。
シーボルトの研究熱心さも、花言葉のイメージに含まれそうです。
この花言葉が向いているのは、仕事に頑張る友人や同僚です。
勉強を頑張る子供や教え子が受験や卒業する時、エールや今後の指針として贈るのも良いでしょう。
待遇改善が予定されている場合に限っては、部下に贈るのにも向きます。
オフィス机の売り場ディスプレイにも合いそうです。
通勤客が多い駅に植えれば、花の香りが人々の気持ちを和らげてくれるかも知れません。
自宅の庭に植えて、仕事に熱心に励めるようしっかり休もうと心がける、といった事にも使えます。
この花言葉が合わないのは、自分の権限内では何も報いる事が出来ない時の部下です。
会社はお金を価値基準として動く為、言葉と賃金が異なれば賃金が本音の評価として理解されます。
この状況で評価可能な部下の行動は、さっさと仕事を片付けるスピードと正確さです。
これが出来た部下に対して追加の仕事を押しつけず必要充分な休みを取らせ、労働環境を整え負担感を減らし、時間当たりの労働価値を高める事が、あなたの立場で出来る評価です。
無茶に仕事に取り組む「勤勉」な態度自体を褒めるのは空虚な事です。
「ゴマギ(胡麻木)」の豆知識
「ゴマギ」は漢字で「胡麻木」と書きます。
濁らずに「ゴマキ」と呼ばれる事もあります。
「ゴマ」と名についていますが、ゴマは木(木本)にならない草(草本)の植物です。
科どころか目も違う、完全に別種の植物と言えます。
「ゴマギ」の名の由来は香りにあります。
「ゴマギ」の花は甘い香りで胡麻を連想させるものではないのですが、葉っぱを揉んでみると、ごま油のような香りがするのです。
まとめ
「ゴマギ」は花の姿や香りが良い木です。
花言葉を知っていれば、その存在に気付き、時期を逃さず楽しめるかも知れません。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。