様々な食べ物に使われる「コムギ」(小麦)は、イネ科「コムギ」属の一年草です。
ユーラシア大陸のコーカサス地方からメソポタミア地方原産で、野生種の栽培は紀元前8400年頃から始まったと言われています。
トウモロコシ、イネと並ぶ「三大穀物」の1つです。
今回は、「コムギ」の花言葉について解説します。
「コムギ(小麦)」の花言葉
「豊作」「富」「繁栄」「希望」などがあります。
ムギ全般に同じ花言葉がつき、コムギ独自の花言葉は僅かです。
どれも大変良い意味のため、お祝いなどに特に向きます。
逆におめでたくない場面では、浮かれて不真面目と伝わってしまうでしょう。
「豊作」
たわわに実ったムギを収穫するイメージから出来た花言葉です。
「豊産」という花言葉もありますが、意味は近いものです。
勉強にせよ仕事にせよ、努力の結果が出た肉親や友人に、お祝いと一緒に贈るのに向く花言葉です。
小さい目標を成し遂げた時、お気に入りの「コムギ」のパンを買って、自分をお祝いするのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、一応は成功したけれど、結果に不満を持っている人です。
「富」
自分で食べるだけでなく、保存して他人に売る事も出来る「コムギ」は、富そのものである事から付いた花言葉です。
実った「コムギ」畑の黄金色からも、金貨の山が連想されます。
「コムギ」は特に商品価値が高いからか「裕福」という、よりはっきりした花言葉が独自につきます。
現在豊かな人だけでなく、真面目な働きぶりで今後に期待出来るような友人などに贈るのに向いています。
高配当が売りの投資信託などのイメージとしても使えます。
この花言葉が合わないのは、改善の見込みが無く困窮している人です。
馬鹿にされていると解釈されるてしまうでしょう。
「繁栄」
「コムギ」のもたらす富によって、家が栄えるという意味と、多数の種子を付ける穂の様子から付いた花言葉です。
結婚する友人にお祝いと一緒に添えるのに向く花言葉です。
出産祝いにも向いているでしょう。
この花言葉が合わないのは、あなたの息子夫婦のうち、まだ子供が出来ていない家です。
子供を早く作れという催促として伝わり、プライベートな行為に踏み込む発言として、生涯嫌われます。
善意のつもりならやめておきましょう。
「希望」
衣食足りて礼節を知ると言いますが、希望もその類です。
飢えや寒さの渦中では、明日に希望を繋げられません。
「コムギ」が豊作となり、食に困らず富を得て繁栄した後に、未来へ大きな希望が出来るのです。
進学や就職など、大きなライフイベントに直面する友人や親族などに贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が向いていないのは、大病など先の希望が薄れた状態で、まだ本人の気分が立ち直っていない人です。
「コムギ(小麦)」の豆知識
同じ世界規模の穀類で、イネは「神聖」という花言葉が付くのですが、「コムギ」は「富」や「繁栄」といった意味ばかりです。
神聖な儀礼に使われないのかと言えばそうでもなく、通常「コムギ」で作られるパンは、キリスト教では「キリストの肉体」と言われる程の重要アイテムです。
これは、ムギを主食とする西洋が一神教であり、「神ではないものが神性を持つ」という発想がないからと解釈出来そうです。
まとめ
「コムギ」は食糧として大変身近な存在です。
花言葉を知っていれば、よりおいしく食事が出来るでしょう。
日々の食卓に喜びを足してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。