「コトネアスター」という植物を知っていますか。
中国西南部からヒマラヤ地方が原産で、バラ科コトネアスター(シャリントウ)属の半常緑低木の総称です。
日本では「紅紫檀(ベニシタン)」という優雅な名前で呼ばれることも。
今回はそんな「コトネアスター」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「コトネアスター」の花言葉「変わらぬ愛情」
「コトネアスター」のひとつめの花言葉は「変わらぬ愛情」です。
「コトネアスター」は半常緑樹のため一年中葉が落ちることなく、またマイナス10度の寒さにも耐えて赤く可憐な実を付けます。
そのことから、決して尽きることない愛の象徴として「変わらぬ愛情」という花言葉が与えられました。
「コトネアスター」の鉢植えはどんな困難にも負けず、きっとあなたの変わらぬ思いを相手に届けてくれることでしょう。
「コトネアスター」の花言葉「童心」
「コトネアスター」の花言葉ふたつめは「童心」です。
この花言葉は「コトネアスター」の赤い実が鈴なりに実る様子が、子どもが無邪気に集まって遊ぶさまに似ているから付けられました。
「コトネアスター」の豊かな実りは、真っ赤な夕日が沈むまで純粋に遊んでいたころの弾む気持ちを思い出させてくれるに違いありません。
「コトネアスター」の花言葉「安定」「統一」
「コトネアスター」には「安定」「統一」といった花言葉もあります。
コトネアスターは秋に実を付けますが、真冬に分厚い雪が積もっても変わらず1月頃まで赤い実を落とすことなく保ち続けます。
そのさまから「安定」「統一」という花言葉になりました。
「コトネアスター」は剪定にも強く生育も旺盛なので生垣にも向いています。
晩秋から初夏にかけては花を、初秋から仲冬にかけては実を楽しめますのでご自宅の庭に植えるのにぴったりの木です。
「コトネアスター」の名前の由来
「コトネアスター」はラテン語の「cotone(マルメロ)」に「aster(似て非なるもの)」が接続した言葉で、直訳すると「マルメロに似ているもの」という意味になります。
マルメロも同じバラ科なので姿が似ていることからこの名が付きました。
まとめ
「コトネアスター」はその丈夫さ、美しさから盆栽としても大変人気があります。
挿木にしても寝つきがよく、また近年ではわずか数ミリほどの極小の葉を付ける品種も流通しているため気軽な豆盆栽に仕立てて楽しんでいる人も増えてきました。
庭が無くても手元で楽しめる「コトネアスター」、ぜひお手元に迎えてみてください。