「クワズイモ」という樹をご存じですか。
サトイモ科クワズイモ属の常緑性多年草で、観葉植物として非常に人気がある植物です。
亜熱帯地域原産ですが、日本でも1年を通じて暖かい四国や九州、沖縄などで自生しているのを見ることができます。
別名「アロカシア」「出世芋」と呼ばれることも。
今回はそんな「クワズイモ」の特徴や花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「クワズイモ」の名前の由来
「クワズイモ」を漢字で書くと「食わず芋」、根茎が里芋に似ていても食べられないところから来ています。
実は「クワズイモ」にはシュウ酸カルシウムが含まれていて、肌の弱い人は樹液に触れただけでもかぶれてしまうほど。
それほど強い毒性を持つ「クワズイモ」ですが、中国では広狼毒という漢方薬として使われているのだとか。
毒と薬は表裏一体、とはいえ絶対に口にしないようご注意ください。
「クワズイモ」の花言葉「仲直り」
「クワズイモ」の特徴は太い茎と大きく丸みを帯びた葉です。
その葉の様子がハート型に見えることから「仲直り」という花言葉が付きました。
つい言いすぎてしまった喧嘩の後、「クワズイモ」と共に謝罪の言葉を届ければ、きっとあなたの素直な気持ちが伝わる筈です。
「クワズイモ」の花言葉「復縁」
「クワズイモ」の花言葉にはもうひとつ「復縁」というものがあります。
こちらも力強くしなやかな「クワズイモ」のハート形の葉っぱから付けられました。
実は「復縁」という花言葉を持つ植物は「クワズイモ」のみ。
その強力なパワーに願いをかけて、復縁したい相手がいる方はお部屋の中に「クワズイモ」を飾ってみてはいかがでしょうか。
「クワズイモ」の花と豆知識
「クワズイモ」は何よりその美しい葉が観賞のポイントですが、実は花を咲かせることも可能です。
成熟した株であれば初夏から夏にかけて、薄い黄色がかった白い棒のような花が葉の影から立ち上がってきます。
花はミズバショウのような「仏炎苞」で包まれていて、とてもユニークな形です。
しかし花を咲かせてしまうと株が弱ってしまうこともあるので、種を採りたい方以外は早めに花を摘んでしまいましょう。
まとめ
「クワズイモ」は風水的にも縁起が良く、部屋に置くと仕事がうまくいくため「出世芋」という別名が付いたほど。
丈夫で育てやすい「クワズイモ」の愛らしい葉を身近に置いて運気をアップさせましょう。