そのまま食べてもスイーツ材料にしてもおいしい「クリ」は、ブナ科「クリ」属の落葉樹です。
日本並びに朝鮮半島原産で、北海道、本州、四国、九州の暖帯から温帯域に分布します。
日当たりの良い山地や丘陵に自生し、栽培も行われています。
6月にクリーム色を帯びた白い雌雄の花穂を咲かせ、果期は9月から10月です。
今回は、「クリ」の花言葉について解説します。
「クリ」の花言葉
「私を公平にせよ」「贅沢」「満足」があります。
良い意味と、少し捻った意味があるため、意味をきっちり合わせようと思うと、人や状況をかなり限定する事になります。
「私を公平にせよ」
イガで痛みを受ける代わりに、おいしい実を得られるという、人と「クリ」の等価交換とでも言えそうな関係から付いた花言葉です。
「私を」の部分は扱い難いので、単に「公平にせよ」に着目しましょう。
人と違う扱いを受ける事を好まない、公平な性格の友人に向いています。
裁判官などの仕事に従事する人にも合います。
料理用計量器具の宣伝イメージにしたり、選挙の企画書表紙にも使えそうです。
この花言葉が合わないのは、自分だけ不当に良い思いをする事に抵抗がない人です。
案外本人は公平と思っているので拒否はされませんが、お墨付きを与える事もないでしょう。
「贅沢」
「クリ」の実がおいしい事、花穂がふさふさして豪華な事、栗きんとんのように黄金を連想させる事などからイメージしやすい花言葉です。
ゴージャスで贅沢な事が好きな友人に贈るのに合います。
同価格帯より少し豪華なコンビニスイーツや、多機能の炊飯器などの宣伝イメージにも向くでしょう。
風潮に流されて実際の経済状態以上に節約し過ぎていると感じた時、「クリ」を食べて気分を切り替えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、配偶者です。
「君は贅沢だ」という意味だと文句になり、「贅沢をしなさい」だとお財布が心配になります。
お金の話は誤解の無いようにきっちり話しましょう。
「満足」
木の実の中でも「クリ」は、中にみっちりと実が詰まっていて、食べた時の満足感も高いものです。
そんな性質からイメージ出来る花言葉です。
大きな成功をおさめた友人に贈るのに向いています。
1本で確かな満足がある栄養食品や、かゆいところに手が届くホテルの宿泊プランの宣伝イメージにも使えます。
上手く行っている筈なのに何となく満足感がない時、「クリ」のイガを眺めて気分を引き締めるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、満足していないけれど、なんとか我慢している人です。
不満のトリガーになる可能性があるため、そっとしておきましょう。
まとめ
実を付けていない「クリ」の木は、気付かず通り過ぎてしまうかもしれません。
花言葉を知っていれば、興味を持ち存在に気付く事ができるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。