クリスタータは植物の形態の1つで、特定の種を指すものではありません。
ここでは、クリスタータの名の付く中で、一般的に知られるアイリスのクリスタータ品種であるイリス・クリスタータについて採り上げます。
イリス・クリスタータの花言葉について見ていきましょう。
「クリスタータ」の花言葉
「謙虚」があります。
昨今は自己主張する事が大事だと言われますが、実際に好感が持たれる人というのは一歩引いて相手の主張を聞く事が出来るものです。
大事なのは、求められている時に主張する事であって、それ以外の大半の場面においては、依然「謙虚」は褒め言葉として君臨していると言って良いでしょう。
贈り物としてこの花言葉を添えれば、誰にでも好感を与えられるでしょう。
「謙虚」
この花言葉は、立ち姿の主張が強いアイリスの一般的な品種と比べて、小ぶりで控えめな姿からイメージに合います。
これは本来一点に集中する成長点が広がっている事によるものです。
謙虚は良い意味な上に、自分を謙虚と思わない人はいないため、贈り物として利用する場合はほぼ万能の花言葉です。
人間、自分の事は割り引いて考えるため、仲間内で一番出しゃばりな人でも、その自覚はないものです。
敢えて合わない相手を考えるならば、戦略的に図々しい態度を取っている友人などでしょうか。
表だって渡すと、イメージを損ねると思われる可能性はあるかも知れません。
「良い便り」
こちらはアイリスに共通する花言葉で、語源となった女神イリスにちなみます。
イリスは足が速く、ギリシャ神話の主神ゼウスの妻である女神ヘラの伝令役を務める女神です。
この事から付いた花言葉です。
ここから分かるように、アイリスの花言葉には元々「謙虚」の意味がありません。
従って「謙虚」はクリスタータに対する花言葉と考えて良いでしょう。
「クリスタータ」の豆知識
クリスタータとは「綴化(てっか)」「帯化」などとも呼ばれる植物の変異を指します。
農作物に事例が多く、サボテンなどの多肉植物にもよく見られます。
植物は茎の先にある成長点から伸びていきますが、成長点に異常があると、その先の成長が変形します。
遺伝的に固定された例の代表的なものとしてはケイトウがあります。
様々な種類で発生しますが、何故か水生植物ではほとんど発見された種がありません。
発生する原因は、いわゆる遺伝的な突然変異の他、細菌感染、昆虫やダニに傷をつけられた場合などもあります。
まとめ
クリスタータは様々な品種に存在し、それぞれの面白味や楽しみ方があります。
そして花言葉を知る事で、より一層の理解が深まるでしょう。
日々に彩りを加える花言葉を、是非参考にして下さい。