「クマシデ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「クマシデ」の花言葉とは? 花言葉

「クマシデ」はカバノキ科クマシデ属の高木です。

「カナシデ」「カタシデ」「イシシデ」などとも呼ばれます。

別名からイメージされる通りその木材は硬く、家具材、器具材、建築材、船舶材、車輌材などに用いられてきました。

また「クマシデ」の花や実は紙垂(しで)のように垂れ下がるということも知られています。

ちなみに紙垂(しで)とは、神社のしめ縄などに付いているあの白いギザギザの紙のことです。

「クマシデ」の花はあのようなギザギザの形ではなく、小さなワサビやミノムシに似た形をしていますが、花期になると枝から大量に伸びて垂れ下がります。

花期は4~5月で、花の色は緑や黄緑、赤がかった緑など。

雄花と雌花とに分かれていますが、雌雄同株なので同じ木に両方咲きます。

「クマシデ」の花言葉

「クマシデ」の花言葉は「装飾」です。

クマシデだけでなく、イヌシデやアカシデなどシデの仲間には同じ「装飾」の花言葉が与えられています。

シデの仲間に共通する特徴といえば何といっても垂れ下がってできるあの独特な形の花や実。

おまけにそれらはたくさんできるので、木が自らを華やかに装飾しているようなイメージを抱くのも無理からぬことでしょう。

なお「装飾」という言葉自体は珍しいものではありませんが、これが花言葉になっているのは非常に珍しいことで、反対に近い意味を持つ「飾り気のない」などの花言葉を持つ花(クジャクソウ、エンダイブなど)が複数存在することとは対照的です。

「クマシデ」の豆知識

クマシデは本州、四国、九州の山地に分布し、日当たりや水はけの良い環境を好みます。

成長は比較的早く、最終的に達する高さは10~15mほどです。

公園に植えられたり、まれに庭木として扱われたりすることもあるほか、盆栽に用いられることもあります。

盆栽の世界では「カナシデ」と呼ばれ、病気や害虫に強く丈夫であることから初心者にも手が出しやすい点、葉脈や葉の周りの鋸歯(きょし)と呼ばれるギザギザがはっきりしていてキリッとした印象がある点などが好まれているようです。

まとめ

「クマシデ」「カタシデ」「カナシデ」「イシシデ」などとも呼ばれるシデの仲間で、その木材は硬いことから家具や建築材などに用いられてきました。

花は枝から垂れ下がるようにできるのが特徴で、花言葉は「装飾」

花をたくさん付けた大木も見ごたえがありますが、盆栽の世界でも「カナシデ」の名前で愛されています。

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