くるりと巻いた花弁が特徴的な「クサボタン」は、キンポウゲ科センニンソウ属の多年草です。
日本固有種で、北海道、本州の山地や草原などに分布します。
花期は8月から9月です。
今回は、「クサボタン」の花言葉について解説します。
「クサボタン」の花言葉
「思慕」「感謝」があります。
良い意味ですが、相手を限定するため、誰かに贈る場合は注意しましょう。
「思慕」
うつむき物思いにふけるような花の姿から想像出来る花言葉です。
長く慕っていた相手への告白や、恋人に「想っています」という意味で贈るのに向く花言葉です。
故郷の友人に対しても合いますが、若干の恋愛ニュアンスが加わるため、異性の場合は気を付けましょう。
ギフトなどの包装紙のイメージにも使えます。
動物園や水族館で、海外品種の説明文に添えても良いでしょう。
向いていないのは、身近な場所にいる人です。
全く違うという事ではないのですが、距離感を伴う言葉のため「誰か別の人と間違えているのでは?」「遠くに別の恋人がいるのでは?」と取られてしまいかねません。
恋愛のイメージが付くため、職場で用いるのもやめましょう。
「感謝」
頭を下げているような花の姿から付いた花言葉です。
日頃からお世話になっている両親や友人、先輩などに贈るのに向く花言葉です。
かつてお世話になった恩師に贈るのにも合います。
ギフト用品の売り場イメージなどにも使えます。
スマホの待ち受けにして、人への感謝を忘れないよう心がけるのも良いでしょう。
勿論自分への感謝の気持ちとしても差し支えありません。
この花言葉が向いていないのは、相手に対して自分が一切の感謝の念を抱いていない場合です。
「何の事だろう?」と、相手を戸惑わせるばかりです。
「クサボタン」の豆知識
「クサボタン」は漢字で「草牡丹」と書きます。
ボタンと「クサボタン」の花を並べても全く別の形をしており、どういう事か戸惑ってしまいますが、実際に似ているとされる部分は葉です。
「草」は草野球など、本来のものに劣るという意味で使われるものですが、この花については草そのものを指す言葉とされていそうです。
「葉がボタンに似ているなら葉ボタンでは?」と思うかも知れませんが、こちらは葉が大きな花を思わせる形をして「ボタンの花のようだ」という意味で付いているため、共通点もありません。
まとめ
「クサボタン」は可愛らしい花です。
花言葉を知っていれば、より好ましく思えるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。