「キンシバイ」はオトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉樹です。
中国原産で日本には江戸時代に到来し、現在では野生化したものが関東以西で見られます。
庭木や公園樹として用いられ、花期は5月から7月です。
今回は、「キンシバイ」の花言葉について解説します。
「キンシバイ」の花言葉
「きらめき」「悲しみを止める」「魔除け」「秘密」があります。
近縁のオトギリソウの花言葉とも一部重複します。
良い意味ですが、少し変わった言葉もあるため、人を選ばないと妙な意味に伝わってしまいます。
「きらめき」
輝くような美しい黄色い花弁と、長い黄色の雄しべのイメージで付いた花言葉です。
「太陽の輝き」も同じイメージで付いたものです。
明るくきらめくような魅力溢れる友人や恋人、配偶者などに贈るのに向く花言葉です。
夏向きのファッションアイテムや、日焼け止めなどのイメージとしても利用出来ます。
自分の家で育て、輝きを身に付けようと心がけるのも良いでしょう。
逆に向いていないのは、きらめきと縁が無いうつむき加減の人です。
改善しよう、という意味で贈るなら合いますが、その人なりのペースがあるので無理強いは禁物です。
「悲しみを止める」
大きくはありませんが連なった葉は、雨を受け止める屋根のように見える事からついた花言葉です。
自分の悲しみを止めてくれた友人に贈るのも良いですし、悲しみの中にある友人を元気づけるのにも合います。
痛み止めやかゆみ止めの商品イメージにも使えます。
逆に向いていないのは、幸せの最中にある人です。
「止める」というイメージの方が強く伝わってしまいます。
「魔除け」
「キンシバイ」の学名は「ヒペリカム・パツルム」と言います。
「ヒペリカム」は、「キンシバイ」と同属の「オトギリソウ」を意味しますが、その語源を「像の上」とする解釈があります。
悪魔避けの像に置いて捧げた花が、ヒペリカム(オトギリソウ)なのです。
キリスト教の習慣でも、セイヨウオトギリソウには魔除けとしての効果があるとされ、6月24日の聖ヨハネ祭には、窓から吊るして悪いものを遠ざけます。
最近良くない事が続く事に悩む友人に贈ったり、自分の部屋に飾ったりするのに向きます。
この花言葉が合わないのは、迷信に対して拒否感がある人です。
「秘密」
オトギリソウの由来話が元になった花言葉です。
オトギリソウが、鷹の傷を治す秘伝の妙薬であった事から、「秘密」というイメージがあるのです。
友人と秘密を共有する時、贈り合うのに向く花言葉です。
合わないのは、取り立てて共通の秘密を持たない間柄の人です。
「何か秘密があるのか、それともこちらの秘密を掴んだアピールか?」と、不安にさせてしまいます。
まとめ
黄色い花が美しい「キンシバイ」を見つけた時、花言葉を知っていればより嬉しい気分になれるでしょう。
花との距離を縮めてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。