毎日の献立で大活躍の丸くてみずみずしい「キャベツ」。
実は花言葉を持っているってご存じでしたか。
甘藍とも呼ばれ、ブロッコリーやカリフラワーなどと同じアブラナ科アブラナ属の多年草に分類されます。
一年中手に入るお馴染みの野菜ですが、花そのものを見る機会があまりない植物でもあります。
今回はそんな「キャベツ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「キャベツ」の名前の由来
「キャベツ」の名前の由来は実はラテン語から来ています。
『頭』を意味する「caput(カプート)」という言葉がフランス、アメリカと伝わるうちに変化し、英語の「cabbage(キャベジ)」が日本で「キャベツ」になった、というのが定説のようです。
またその頃は食用ではなく見て楽しむための植物で、丸い今の形ではなく葉牡丹のような姿をしていたようです。
そのため、中国語ではボタンを意味する「甘藍(かんらん)」が和名として付けられました。
「キャベツ」の花言葉「利益」
そんな「キャベツ」の花言葉は「利益」です。
何枚も葉を巻き込み、どっしりとした姿に育つ「キャベツ」はまるで利益を抱え込んでいる富豪そのもの。
また別に、三国志で有名な諸葛亮孔明が戦での食料とするためにキャベツを育てさせたところから「利益」という花言葉になったという説も。
どちらにしても縁起の良い花言葉ですので、ビジネスで、家業で、成功を収めたいときにキャベツを食べてゲン担ぎしてみてはいかがでしょうか。
「芽キャベツ」の花言葉「小さな幸せ」
「芽キャベツ」は「キャベツ」の未成熟な状態だと思われがちですが、ルーツは同じでも実は全く別の存在。
「キャベツ」はひとつの株にひとつの芽が育って結球していきますが、芽キャベツは葉の付け根の脇芽から次々結球していくのです。
ですが姿が似ているので「子持ち甘藍」なんて呼ばれ方もしています。
そんな芽キャベツですが、実はこちらもちゃんとした花言葉を持っています。
意味は「小さな幸せ」。
コロコロとして愛らしい芽キャベツにぴったりな花言葉ではないでしょうか。
「キャベツ」の花の豆知識
「キャベツ」の花というと「花キャベツ」を想像する人もいるかもしれませんが、実はアブラナにそっくりな小さな黄色い花を咲かせます。
キャベツを収穫せずにおくと、中心が開いてそこから茎をのばして花を付けるのですが、こうなってしまうとすっかり固くなった葉は食用に向かなくなるので、実際はなかなか目にすることは無いかもしれません。
まとめ
美味しくお手軽に献立を充実させてくれる「キャベツ」。
利益のありそうな花言葉を思い出しつつ、スープや炒め物や千切りでみずみずしい葉をたっぷり味わってください。