皇室の紋章やパスポートなど、日本人の生活に深く溶け込んでいる「キク」。
その種類は多岐にわたり、ダリアのような洋ギクや美味しく食べられる食用菊などさまざまです。
原産は中国で、奈良時代に遣唐使によって日本に伝わりました。
キク科キク属の植物で、1年を通して手に入れることができる最も馴染み深い花のひとつ。
今回はそんな「キク」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「キク」の花言葉
「キク」の花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」です。
豪奢で繊細な花びらを掲げて凛と咲くその姿はまさに気高さの象徴そのもの。
冠婚葬祭や格式の高い場に活けるのにこれほどふさわしい花はありません。
活け花やフラワーアレンジメントに「キク」を加えるだけで、その場にワンランク上の格調を与えてくれるでしょう。
赤い「キク」の花言葉
赤い「キク」の花言葉は「あなたを愛しています」です。
日本では仏花の印象が強いですが、マムとも呼ばれる西洋ギクにはピンクから紅色まで艶やかな花色を持つものがたくさんありますので華やかなアレンジも可能です。
情熱的でかつ気品のある「赤いキク」の花束を告白に添えてみてはいかがでしょうか。
黄色い「キク」の花言葉
黄色い「キク」の花言葉は「破れた恋」「軽んじられた恋」です。
西洋で黄色は「イスカリオテのユダが着ていた色」という伝説から裏切りのイメージカラーとなってしまい、黄色い「キク」の花にもネガティブな花言葉が付いてしまいました。
仏花を思い出す人も多いので、プレゼントにはあまりお勧めできません。
白い「キク」の花言葉
何物にも染まることがない白い「キク」には「真実」という花言葉が与えられています。
厳かともいえるほど清らかな「純白のキク」の花は、どんな嘘や偽りも祓ってくれるでしょう。
真実の愛を誓う結婚式のブーケにぴったりの花です。
白い花びらは花嫁の清純さをますます引き立ててくれるでしょう。
-5紫の「キク」の花言葉
紫の「キク」の花言葉は「恋の勝利」「私を信頼してください」です。
恋の告白を考えている人は「紫のキク」の花をお守りにしてみてはいかがでしょうか。
あなたの一途な心を伝えるのに、上品で力強い紫の色はきっと力を貸してくれます。
まとめ
日本のさまざまなシーンで使われている「キク」の花。
様々な種類が出ていますので、季節を選ばず目的やシーンによって選べるのが嬉しいところ。
冠婚葬祭だけでなく、日常を彩るためにぜひ「キク」の花を取り入れてみてください。