雫のような花が可愛い「ガランサス」は、ヒガンバナ科「ガランサス」属(スノードロップ属・マツユキソウ属)の総称です。
「スノードロップ」と呼ぶ場合、キンポウゲ科アネモネ属や、エゴノキ科ハレーシア属が含まれる場合があります。
ヨーロッパ原産で、20種ほどが含まれます。
花は白い花弁を6枚付けますが、外3枚が大きく、内3枚が極端に小さく緑色の斑点が付き、花期は春です。
今回は、「ガランサス」の花言葉について解説します。
「ガランサス」の花言葉
「慰め」「希望」「恋の最初の眼差し」「楽しい予告」といいます。
冬の終わりから春に咲く性質と、旧約聖書の楽園追放のエピソードとが結びつき、アダムとイブに春への希望を与えた花とされる事からイメージされる花言葉が付いています。
誰かを元気付ける時に贈るのに良いでしょう。
「慰め」
冬の寒さの中、春の到来を予想させ、心慰めてくれる事から付いた花言葉です。
慰めは、一時的に苦しみをごまかし甘やかすだけ、と考えてしまう事があるでしょう。
ですが、厳しく吹き荒れる心のまま、無理に動こうとすれば、また容易く折れてしまいます。
問題は、慰めの中で安住してしまう事で、その見極めが重要なのです。
辛く落ち込んだ人に贈り慰めたり、自分が辛い時に眺め、心を落ち着けるのに向きます。
そうして1番辛い時期を乗り越えたら、他の花言葉に切り替え、先へ進むと良いでしょう。
「希望」
「ガランサス」が冬の終わりを告げ、春への希望を感じさせる事から付いた花言葉です。
スノードロップ、雪の雫とは、厳寒には発生しません。
寒さのピークが過ぎ、小春日に差し込む木洩れ日で雪がやや融け水を含み、ようやく雪まじりの雫が落ちるのです。
何にでも前向きで、希望溢れる人へ贈り応援するのに向きます。
何かしら失敗続きで元気が出ない人に贈り、元気付けるのも良いでしょう。
「恋の最初の眼差し」
春は恋が始まる季節です。
その恋のフィールドに、雪を割り最初期に顔を出す「ガランサス」の様子から付いた花言葉です。
誰かに出会った時、一目惚れする事は、そこまで多くはないでしょう。
相手を恋愛対象として見た「最初の眼差し」は、案外分かり難いものです。
結局、具体的な行動が出来た時が、その1番大きな区切りでしょう。
恋の告白に向く花言葉です。
「楽しい予告」
春を告げる性質を、カジュアルに表現した花言葉です。
遊びに行く事にしてもプレゼントにしても、楽しい事は大抵の場合、予告してくれた方が楽しくなります。
ワクワクする期間は、想像力が無限に広がり、実際の楽しみよりも大きくなる事があるのです。
パーティーの招待状や、旅行の予定表など、後の楽しみを予告するものへ添えるのに良いでしょう。
但し、実際の楽しさよりも無闇に誇張して伝えてはいけません。
それは、次の機会のワクワクを、大きく減らします。
まとめ
「ガランサス」は、可愛らしい花です。
花言葉を知れば、見つけた嬉しさは更に増すでしょう。
花をより愛おしく感じさせてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。