「カラタチバナ」の花言葉とは?花言葉を徹底解説

「カラタチバナ」の花言葉とは?花言葉を徹底解説 花言葉

カラタチバナは真ん丸で赤い実が特徴的な、サクラソウ科ヤブコウジ属の低木です。

別名は百両(ひゃくりょう)。

ヤブコウジ(十両)、センリョウ(千両)、マンリョウ(万両)といった植物と共に縁起物として扱われます。

これらの植物には冬に丸くて赤い実を付けるという共通点があるほか、アリドオシ(一両)とツルシキミ(億両)がこの縁起物の仲間に含まれることがあります。

カラタチバナの花は5枚の花びらを持つ白いもので、開花期は7~8月です。

「カラタチバナ」の花言葉

カラタチバナの花言葉は「富」「財産」「鋭敏」です。

「富」「財産」といった花言葉はかつてカラタチバナが高値で取引されていたことから。

江戸時代にブームが起こった時には百両単位の価格で取引されたとも言われるほどで、1両の価値が現代の基準で約13~21万円であったことを考えると、場合によっては家を建てられるくらいの凄まじい値段であったと言えるでしょう。

また「鋭敏」の花言葉がどうして割り当てられたのかは不明ですが、葉のシュッとした細長いフォルムからイメージされたものである可能性があります。

「カラタチバナ」の豆知識

カラタチバナは日本、中国、台湾に分布し、林や森の中のような半日陰の場所を好みます。

成長が遅いうえ、水や肥料をあまり必要としないので盆栽や鉢植えにはぴったり。

おまけに風通しを良くしておけば病気や害虫に悩まされることもあまりないでしょう。

屋内など鳥に実を食べられることのない環境下では、その真っ赤な実を3~4月頃まで楽しむことができます。

また中には白~黄色の実を付ける品種もあり、そちらはシロミタチバナ、キミタチバナ、シロミノカラタチバナなどと呼ばれることもあるようです。

余談ですが実は人間も一応食べることができます。

果実酒として利用することも可能です。

まとめ

カラタチバナは冬に真っ赤な丸い実を付ける縁起物の一種で、百両という名前でも呼ばれます。

花言葉は「富」「財産」「鋭敏」で、その由来はかつて高値で取引されていたことなどから。

今では市場にて安ければ数千円程度の価格となっていますが、その美しさは変わっていません。

おまけに初心者にとっても栽培が比較的容易であるうえ、成長が遅いので盆栽や鉢植えにも向くという性質を持っています。

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