「カマッシア」(カマシア)はユリ科「カマッシア」属の総称です。
北アメリカ原産で、日本では主に茨城県の筑波山に分布が見られます。
日当たりの良い湿地を好み、6月から7月にかけて花を咲かせ、球根で冬を越す宿根草です。
今回は、「カマッシア」の花言葉について解説します。
「カマッシア」の花言葉
「無垢な心」があります。
聖母マリアの聖花であるユリには「無垢」という花言葉が付いますが、同じユリ科の「カマッシア」にも近い花言葉が付いています。
無垢とは「垢が無い」ことで、汚れがない事を意味しますので、心の綺麗さ、美しさがある友人に向く花言葉です。
「心の美しさは目には見えない筈なのに、どうやれば計られるのか」と、深刻に考える必要はありません。
心は言葉に、言葉は行動に、行動は習慣へと繋がるため、外面的な行いに対する判断で充分です。
この花言葉が向いていないのは、行いの正しくない人、そのような発言を繰り返している人です。
行動を改めるよう促すために贈るという考え方はありますが、その場で改まる事はまずありません。
腰をすえて対応するのでなければ、素直に距離を取るべき相手です。
「カマッシア」の豆知識
「カマッシア」の和名はヒナユリ(雛百合)といいます。
雛は雛人形を表し、人形が使うサイズのような小さいものに一般的に付く言葉で、「カマッシア」の場合は花の小ささから付いたものです。
「カマッシア」というのは、アメリカ先住民のチヌーク族が「カマス」「カマッシュ」と呼んでいた事から付いた名前です。
現地では低湿地に群落を形成し、草原全体が花の色で染まるそうです。
ユリ科に共通する鱗状の球根は、有毒ですがデンプン質で甘味があるため、貴重な食糧や非常食として利用されました。
毒の処理が必要で農薬も使われている事から、実際に食べるのはやめましょう。
幾つかの品種があり、クァマッシュの和名がヒナユリ(雛百合)、「カマッシア」・クシッキーがヒロハヒナユリ(広葉雛百合)というオーソドックスな品種、「カマッシア」・ライトヒトリニーがオオヒナユリ(大雛百合)と呼ばれる草丈の大きな品種です。
まとめ
「カマッシア」は多数の花を付ける美しい花です。
店先などで見かけた時、花言葉を知っていれば、より愛らしく感じられるでしょう。
日々の風景に彩りを足してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。