「カジノキ」の花言葉とは?花言葉を徹底解説

「カジノキ」の花言葉とは? 花言葉

カジノキは古来より人間に様々な恵みをもたらしてきました。

日本においてはコウゾと共に和紙の原料というイメージがありますが、それだけではありません。

例えばその葉は神事に用いる食器や家畜の飼料に、その皮は和紙だけでなく古くは布にも、そしてその実はおいしいスイーツとして利用されてきました。

また神事と関わりが深いことから神聖な木とされており、神社の境内でその姿を見かけることもあるでしょう。

花の姿は雄花と雌花で大きく異なっており、雄花はクリーム色~黄緑色のイモムシのような形、雌花は黄緑色の球体からいくつもの毛が生えているといったような形をしています。

どちらも一般的な花のイメージとはかけ離れているうえ、実は鮮やかなオレンジ色になるので果実の方が花だと勘違いされることも。

開花期は5~6月で、条件が揃えば7~9月に雌花は果実となります。

「カジノキ」の花言葉

カジノキの花言葉は「過去の思い出」です。

これは過去を記録する和紙の原料になったことから来たもので、カジノキと同じく和紙の原料になるコウゾも同じ花言葉を持っています。

花の姿形は非常にユニークなものとなっていますが、楽しい思い出に浸りたい時、パートナーと共に歩んだ人生を振り返りたい時などには合うでしょう。

「カジノキ」の豆知識

古くはカジノキとコウゾは区別されておらず、共に和紙の原料や家畜の飼料などを目的に栽培されてきました。

今でははるか昔に人の手から逃げ出した野生の個体も、神社や公園などに人為的に植えられた個体も見ることができ、また市場においてもその苗などが出回っているため生で見ることは特に難しくないでしょう。

加えてカジノキの実は「楮実(ちょじつ)」という利尿や強壮のための生薬としても利用されます。

また現代でもポリネシア、メラネシア、ミクロネシアといった国では「タパ」というカジノキの皮から作る布が生産されており、その美しさから観光客にも人気があります。

まとめ

カジノキは古くから人間と共に歩んできた木で、日本においても和紙や布の原料として利用されてきました。

花言葉は和紙の原料になることから「過去の思い出」

花はかなり独特な形をしており、また色も黄緑色に近い派手とはいえないものですが、果実の方はビビッドなオレンジが美しいのでこちらの方が花だと思われることも。

なお果実はおいしいうえ、漢方薬の材料にもなります。

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