チョコレートで有名な「カカオノキ」は、アオギリ科カカオ属の常緑樹です。
中央アメリカから南アメリカの熱帯地域原産で、日本では沖縄や小笠原諸島で栽培されています。
5月以降に開花し6ヶ月ほどで果実が熟しますが、受粉して実を付ける率は低く、15000個の花で300個程度です。
今回は「カカオノキ」の花言葉について解説します。
「カカオノキ」の花言葉
「神聖」「親切」「片思い」があります。
あまり良くない意味もあるので、注意が必要な花言葉です。
「神聖」
「カカオノキ」の実であるカカオは、マヤ文明やアステカ文明で大変珍重されていました。
飲料として飲まれた他、神への捧げ物にしたり、貨幣として使う事もあったようです。
日本でいう米と同じ立ち位置だったと考えると理解しやすく、イネの花言葉も「神聖」であり共通しています。
占いグッズなど、神秘や神聖のイメージがある商品のイメージに合う花言葉です。
花を待ち受けなどにして、運が上向く事を期待してみても良いでしょう。
向いていそうで向いていないのは、神聖さを感じさせる職業についている人です。
「カカオノキ」で言う神は、マヤ文明やアステカ文明の神です。
つまりキリスト教などでは、悪魔扱いされている事もあるのです。
「親切」
こちらは、カカオが頑丈なラグビーボール状の莢「カカオポッド」に包まれている事からイメージできる花言葉です。
何事にも親切な友人に贈るのに向く花言葉です。
譲り合いのキャンペーンポスターのデザインなどに利用するのも良いでしょう。
あなたがチョコレートを食べる時、ちょっと人への親切を心がけてみる事も出来ます。
向いていないのは、同僚や上司です。
あなたに対して彼らが親切に見えたとしたら、多分足を引っ張っています。
「親切にしてくれてありがたい」までは良いですが、「手間をかけさせないように、今後は努力します」まで考えましょう。
「片思い」
「カカオノキ」の受粉率の高さから想像できる花言葉です。
仲の良い友人が片想いしている時、元気づけるメッセージと共に送る事は出来そうです。
ココアを飲みつつ、意中の人へ告白する戦略を立てるのも良いでしょう。
バレンタインデーに使われるチョコレートの花言葉が片思いというのも縁起が悪そうですが、そのタイミングで告白する人は確かに片思いであり、合っています。
では恋人になった後や友チョコはどうか、と思ってしまいますが、その時は別の花言葉に切り替えるか、関係に合った花言葉を持つ花を添えれば良いでしょう。
付き合った年数に応じて花を増やしていけば、「最初は片思いだったけど」と歴史を綴る形になり素敵です。
まとめ
「カカオノキ」は生育条件が難しく、なかなか日本で樹木を見る事は出来ませんが、チョコレートならどこにでもあります。
花言葉を知っていれば、ちょっとした発見もあるでしょう。
日々の風景に彩りを加えてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。