オニバスという花の名前をご存知でしょうか。
オニバスはスイレン科の一年生水草で、8月か10月頃にかけてピンク色の花を咲かせます。
この名前が葉や葉柄に大きなトゲがあることが名前の由来です。
スイレン科ですが、見た目は蓮にも似ているので、そう呼ばれるようになりました。
その葉はなんと直径1メートル以上もの大きさになり、主に水の流れが無いため池や水田などに生息しています。
しかし、水質が悪化したり、近年ため池や水田が減ってきていることなどが原因で絶滅の危機に瀕しており、絶滅危惧種にも指定されている植物です。
今回は、そんなオニバスの花言葉を詳しく解説していきます。
「オニバス」の花言葉
大きな葉や、トゲなどユニークな特徴を持つオニバス。
そんなオニバスにつけられている花言葉は、1つだけです。
ここでは、そのオニバスの花言葉をご紹介しましょう。
「神秘的」
オニバスはピンクがかった色味の花を咲かせますが、よく見ると赤紫色にも近い、少し複雑な深みのある色をしています。
そのオニバスが持つ花言葉は、「神秘的」です。
今では希少な種となってしまったオニバスに相応しい花言葉と言えるでしょう。
見た目の雰囲気や特徴を、よく表しています。
「オニバス」の花言葉の由来
花言葉は、その花の特徴や見た目からつけられることが多く、オニバスもその花が持つ雰囲気からつけられていると考えられます。
静かな水面に浮かぶ姿はまさに神秘的です。
「オニバス」の豆知識
オニバスは古くから親しまれてきた植物でもあり、別名をミズブキともいい、枕草子やその他の古典などにもその名前が登場しています。
また、オニバスの実には薬効があるとされ、果実の外果皮を取り除いてから乾燥させたものは?実という名の生薬として用いられてきました。
滋養強壮に効果があり、その他にも関節痛や尿失禁、通風などの薬として重宝されてきたのです。
また、絶滅危惧種になるまでは食用としても親しまれ、茎や実の部分が味噌汁の具材や煮物などにして食べられていました。
まとめ
今回はオニバスの花言葉についてお伝えしました。
オニバスの花言葉は1つだけですが、その姿に相応しい「神秘的」というものです。
オニバスの花言葉が気になったときには、是非こちらの記事を参考にしてみてください。