「オキナワキョウチクトウ」はキョウチクトウ科ミフクラギ属の常緑亜高木です。
ミフクラギ(目脹ら木)と呼ばれることもよくあります。
その名の通り日本では沖縄を含む琉球諸島に分布していますが、中国、台湾、インドなどにも分布しており、野生のものは主に海岸林にて見ることが可能です。
またキョウチクトウ同様大気汚染や排気ガスなどに強いため、街路樹や公園樹として植えられることもあります。
他の用途は庭木、海岸防風林、防潮林など。
また開花期は5〜10月で、花の色は白です。
「オキナワキョウチクトウ」の花言葉
「オキナワキョウチクトウ」の花言葉は「危険」「用心」などです。
これらはキョウチクトウの花言葉と同じものであり、キョウチクトウに毒があることからきているといわれています。
ちなみに「オキナワキョウチクトウ」にも同様に毒があるため用心が必要。
なおミフクラギという名前は、白い樹液が誤って目に入ると目が腫れることからきています。
また「オキナワキョウチクトウ」の果実は赤く熟したマンゴーの実に似ているので子供や観光客に興味を持たれることがありますが、こちらも有毒であり触るだけでも危険なので、間違っても食べてはいけません。
なおこの毒性のおかげで病害虫には非常に強いです。
おまけに風害や塩害にも強くて丈夫。
花言葉とは裏腹に、簡単な管理だけで人々を強い日差しや潮風から守ってくれる頼もしい木だといえます。
「オキナワキョウチクトウ」の豆知識
「オキナワキョウチクトウ」に毒があることは昔から知られており、人々はそれを利用することもありました。
用途の例としては漁(現在では毒を使った漁は特別な場合を除き禁止されている)や殺鼠剤、民間薬などがあります。
また東江のミフクラギ(名護市の市指定天然記念物)や喜如嘉のミフクラギ(隣のフクギと共に友達の木や夫婦木と呼ばれる)など、名物として親しまれている個体もあります。
なお英語ではSea Mango(海のマンゴー)と呼ばれるようです。
ただし先述の通り果実は食べられないので、くれぐれもご注意を。
まとめ
「オキナワキョウチクトウ」の花言葉は「危険」「用心」などです。
これらはキョウチクトウと共通のもので、キョウチクトウに毒があることからきています。
なお「オキナワキョウチクトウ」にも毒があるのでご注意を。
特に果実はマンゴーに似ているので間違いやすいですが、食べるどころか触ることさえ危険です。
なお花の色は白で、開花期は5〜10月と長め。
おまけに非常に丈夫で公害、風害、塩害、害虫などに強いため、公園樹や街路樹などにも利用されます。