「オオムラサキシキブ」はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の花です。
丸くて鮮やかな紫の実を付けることで知られるムラサキシキブの変種で、花がムラサキシキブのものより大きいことからこの名が付きました。
開花期は6〜7月で、花の色は主に薄いピンク〜薄い紫(白に近いものや白いものもあるが、それらはオオシロシキブと呼ばれることがある)。
花の後にはムラサキシキブのものより少し大きめの、丸くて鮮やかな紫の実を付けます。
「オオムラサキシキブ」の花言葉
「オオムラサキシキブ」の花言葉は「上品」「聡明」などです。
これらはムラサキシキブと共通のもので、有名な平安時代の歌人である紫式部に由来するものだとされています。
どちらもポジティブで使いやすいものですが、特に気品ある女性やクリエイター、研究職、経営者、政治家、教師など知性を求められる職業の方にはぴったりでしょう。
受験生が学力の向上を願うシーンや、上品なイメージのあるお店またはブランドにも合います。
「オオムラサキシキブ」の豆知識
「オオムラサキシキブ」は主に本州の一部、四国、九州、沖縄、韓国、台湾に分布しています。
日本全土に加え朝鮮半島、台湾、中国にも分布しているムラサキシキブと比較するとマイナーな種といえますが、それは市場においても同じで、ムラサキシキブはその美しい実を観賞するために栽培されることがある一方、「オオムラサキシキブ」はほとんど栽培されていないようです。
また苗や種を入手するのも一苦労で、幸運にも市場で見かけることができたとしても比較的高価であることが珍しくありません。
よって一般的なギフトにはあまり向かないでしょう。
そのうえ地域や環境によってはなかなか実が付かないようです。
つまり特にこだわりがなければ贈るにせよ育てるにせよ購入するにせよムラサキシキブの方がずっと簡単といえます。
しかし、その分大きなハードルを乗り越えて「オオムラサキシキブ」の大きな花や実を楽しむことに意義を見出すこともできるでしょう。
まとめ
「オオムラサキシキブ」の花は6〜7月に咲く薄いピンク〜薄い紫のもので、花言葉は「上品」「聡明」などです。
花言葉はどちらも使いやすいものである一方、入手難易度は高め。
なお名前通り、ムラサキシキブより大きめの花や実を付けます。