オオブタクサは、一年草でありながら時に人よりずっと大きく伸びる性質で知られています。
名前の由来は大型のブタクサであることから。
ちなみにブタクサの名前の由来は英語名のHogweed(Hogは大人の豚、weedは雑草を意味する)からだそうで、原産地はオオブタクサ、ブタクサ共に北アメリカです。
花は黄~緑色で穂の形をしており、花期は8~9月。
派手な花ではありませんが、茎の先でピンと伸びていることもあり発見は容易でしょう。
特に2~3m以上にもなる個体の花は迫力満点。
おまけに日本でも北海道・沖縄を含む全国で見かけることができます。
「オオブタクサ」の花言葉
オオブタクサの花言葉は「寂しがり屋」。
これはオオブタクサが群生することから来ているそうです。
実際のところ野生環境下で大群落を作っていることも多く、人が立ち入ることができないほどの大きさや密度の藪を形成することもしばしば。
余談ですが同じ仲間のブタクサの花言葉は「幸せな恋」「よりを戻す」など。
ブタクサはオオブタクサとは違い鮮やかな黄色の花を付けることもあってか、花言葉における立ち位置にも大きな違いが見られます。
「オオブタクサ」の豆知識
意識的にせよ無意識的にせよ、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
日本においてもそう言えるくらい、「よくある雑草」の1つとして定着・繁栄しています。
その繁殖力から世界中で侵略的外来種として警戒・駆除されており、日本においてもしばしば役所のHPなどで駆除が呼び掛けられるなど「厄介な雑草」のイメージも強いため、園芸分野における利用はありません。
とはいえ実は、オオブタクサは食用にすることができます。
新芽や若い葉をおひたしにしたり炒め物にしたりといった利用が主で、味は野草としては比較的食べやすい方なのだとか。
なおオオブタクサに限った話ではありませんが、野草を食べる時には確実に種類が分からないものは食べるのを避ける、アレルギーやその草に生息する毒虫などに気を付けるといったことは留意してください。
特にオオブタクサを含むブタクサの仲間はアレルギーが比較的出やすいのでご注意を。
まとめ
オオブタクサは日本全国で見られるブタクサの仲間で、名前に違わず人の背丈より大きくなる個体すらあります。
また群生する性質があり、無数の花の穂を見上げられるような場所さえもあることでしょう。
花言葉は「寂しがり屋」。
長い穂状の花が集まって空に伸びている様はひと時のにぎやかさを感じさせてくれます。