オオバヤシャブシという植物の名前を聞いたことはあるでしょうか。
オオバヤシャブシは、本州は福島県から紀伊半島周辺に分布している、カバノキ科ハンノキ属の落葉小高木です。
3月から4月頃にかけて花を咲かせます。
「オオバ」は葉が大きいことから、「ヤシャ(夜叉)」は、その松ぼっくりのような球果が恐ろしく見えることから、そして「ブシ」は、五倍子と同じようにタンニンを含むことからつけられた名前です。
今回は、このオオバヤシャブシの花言葉について詳しく解説します。
「オオバヤシャブシ」の花言葉
オオバヤシャブシの花は、一見あまり目立ちません。
雌花序は上部に上向きに咲き、長さ4?5cmの雄花序は垂れ下がったような形で咲きます。
そんなオオバヤシャブシの花言葉は、1つだけです。
「永遠」
オオバヤシャブシの花言葉は、「永遠」です。
オオバヤシャブシの葉は美しい緑色で、生えている地域によっては冬になっても黄葉せずに緑色の葉のまま落葉することや、そもそも落葉しないこともあり、葉の色が変わりにくいという特徴は「永遠」を連想させます。
「オオバヤシャブシ」の花言葉の由来
オオバヤシャブシは成長が早く、寿命は10年?20年ほどと実はそこまで長くはありません。
しかし、空気中にある窒素を有機物に変換することができるオオバヤシャブシは、肥料木として荒れている土地の緑化や畑などの土壌改良のために植えられることが多くあります。
生命力や豊かさの象徴として、このような花言葉がつけられたのかもしれません。
「オオバヤシャブシ」の豆知識
冒頭でも触れた通り、オオバヤシャブシには五倍子という植物と同じようにタンニンを多く含みます。
五倍子は昔、お歯黒の材料としても使われていましたが、同様にタンニンを多く含むオオバヤシャブシは五倍子の代用品としてお歯黒に使われていたこともありました。
今でも、オオバヤシャブシは黒い染め物などに使われています。
また、防砂のために海辺に植えられることも多く、他にも建築材や家具の材料として利用されるなど、様々な場面で活躍している植物です。
まとめ
今回はオオバヤシャブシの花言葉を詳しくご紹介しました。
オオバヤシャブシの花言葉は、「永遠」です。
オオバヤシャブシの花言葉が気になったときには、是非こちらの記事を参考にしてみてください。