「オオニガナ」は、キク科フクオウソウ属の多年草です。
日本固有種で近畿地方以北の本州に分布し、山地の湿地や放棄水田などに生育します。
草丈150cm程になり、頭花は直径4cm程、花色は黄色で、茎の上部に多数咲きます。
花期は8月から10月です。
今回は、「オオニガナ」の花言葉について解説します。
「オオニガナ」の花言葉
「私を食べないで」「豪勢」「内気」です。
意味深な言葉のため、贈る時は意図を明らかにしましょう。
地域や時期により絶滅危惧種になっている場合もあるため、野生個体は採らず、画像などの利用に留めておきましょう。
「私を食べないで」
苦みが強い事から付いた花言葉です。
一方、「菜」の文字が付く通り、若葉は食用になります。
苦みは毒の味を代表するもので、人間は本能的に嫌います。
苦みをおいしいと感じるのは、害のない程度の弱い苦みである場合や、後付けの知識でそれが毒ではないと確信しているからです。
このため、子供は、苦みに弱く、好き嫌いが多いように見えるのです。
幼い頃は、苦手なものを克服するより、食事の楽しみを伝える時期なのでしょう。
この花言葉は、誰かに贈るには意味深になり過ぎるため、向きません。
食品サンプルの製造会社のシンボルには良いでしょう。
「豪勢」
「オオニガナ」は「大苦菜」と書き、「ニガナ(苦菜)」と似て大きい種類である事を指します。
属から異なる別種ですが、苦みがありながら食べられる点や、黄色い花を咲かせる事に共通点はあります。
「ニガナ」の花言葉が「質素」であるのに比べ、花が豪華な「オオニガナ」は、「豪勢」になります。
毎日を少し贅沢にするのか、たまに「豪勢」な食事にするのかというのは、永遠の課題です。
「豪勢」にしようと思っても、値段と品質は正比例しません。
すぐ頭打ちになり、食通にしか区別が付かない世界になってしまいます。
庶民の場合、質素な日と豪勢な日のサイクルは1週間程度が丁度良いでしょう。
この花言葉は、たまに奮発した食事の時、テーブルへ添えると合います。
「内気」
蕾の時、垂れ下がる様子から付いた花言葉です。
「内気」で言いたい事も言えない、というのは困りものです。
ただし、その「内気」さは、必ずしも本質的な性格とは限りません。
その場にいる人達が信頼出来ない場合、提案もしなくなるでしょう。
声の大きい人がいる時、任せてしまう場合もあります。
「内気」な人から本気で意見を聞き出したいと思う時は、そういった環境に注意してみる事も重要です。
まとめ
「オオニガナ」は、キク科フクオウソウ属の多年草です。
花言葉は「私を食べないで」「豪勢」「内気」です。
花への興味を深めてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。