葉が桜餅に使われるオオシマザクラは、サクラの一品種です。
バラ科サクラ属の落葉樹で、日当たりの良い栄養のある土地を好み、葉の収穫用や公園樹や街路樹として栽培されます。
開花時期は3月下旬から4月上旬で、6月に果実をつけます。
サクラの中でも、多くの園芸品種の原種となっており、人気品種であるソメイヨシノが、エドヒガンとの自然交雑種です。
今回は、オオシマザクラの花言葉について解説します。
「オオシマザクラ」の花言葉
「純潔」「心の美しさ」があります。
日本人に愛されているサクラは、種類によって別の花言葉が付いています。
オオシマザクラの場合、いずれも良い意味の花言葉ですが、人をやや選ぶものになっています。
「純潔」
「白旗桜」とも呼ばれる白い花を付けるオオシマザクラを、汚れていない綺麗なものと見立てた花言葉です。
悪い意味ではありませんが、プライベートな意味があり、直接的に他人に対して使うのには向きません。
大まかに真面目で正義感のある、といった印象の人への贈り物にしたり、花見に誘ったりするのに向きます。
そのようにありたいと考えつつ、自分の家に植えたり、桜餅を食べたりするのも良いでしょう。
日本では女性に対して使うイメージが強い為、男性全般にはあまり向いていません。
真面目さに欠ける人にも合いません。
「心の美しさ」
白い花や芳香からイメージされた花言葉です。
正義感があり正しい行いをしたり、慈善活動に熱心な友人などに贈るのに向く花言葉です。
普段の行いが悪くてもても、たまに良い事をするような人なら「自分の事を分かっている」と拒否はされないでしょう。
自分で利用する場合、スマホの壁紙などにして、常に心がけるのも良い花言葉です。
逆に合わないのは自己評価が低い人で、こちらはあなたが相応しいと思って贈っても、逆に「自分はそうではないのに」とストレスを感じてしまいます。
また、会社が自社に対して使うと、外部や社員に胡散臭い印象を与えてしまいます。
「オオシマザクラ」の豆知識
オオシマザクラは餅桜とも呼ばれ、その葉の塩漬けを使った桜餅は和菓子店だけでなく、スーパーのお菓子売り場でも定番商品です。
桜餅には大きく分けて2種類があり、小麦粉のクレープ状の生地で餡をくるむ長命寺と、餅米を粗挽きした道明寺粉で作る道明寺があります。
長命寺の方は、長命寺の門番だった山本新六が門前に「山本屋」を創業して売り出したのが始まりです。
道明寺は長命寺との区別のために呼ばれるもので、材料の道明寺粉が名前の由来でお寺と直接の関係はありません。
桜の葉の塩漬けは、そのまま食べても剥がして移った香りだけを楽しんでも良いものです。
この香りはクマリンを由来とします。
クマリンを過剰摂取すると肝機能障害などを起こしますが、桜餅で食べる程度なら問題ないと言われています。
心配になるかも知れませんが、量が多ければ何でも毒になるので、このように表現されるものは、調味料と同じ程度には無毒と判断しましょう。
まとめ
オオシマザクラは美しい花と香り、更にはお菓子の材料としても人を楽しませてくれます。
花言葉を知る事で、より好ましく感じられるでしょう。
花との距離を縮めてくれる花言葉を、是非心に留め置いて下さい。