「オオガンクビソウ」は、キク科ガンクビソウ属の多年草です。
海外では中国、朝鮮半島、ロシア、国内では中部地方以北に分布し、林内の湿り気のある場所に生育します。
「大雁首草」と「大」の字が付く通り、草丈は1m、葉は長さ40cm、幅15cmにもなる大型の品種です。
細かい筒状花が集まった頭花は直径3. 5cmほどで、花色は黄緑色、花期は8月から10月です。
今回は、「オオガンクビソウ」の花言葉について解説します。
「オオガンクビソウ」の花言葉
「憩い」「思いやり」「勇ましさ」です。
良い意味の言葉が揃い、イメージが合う相手への贈り物に向きます。
「憩い」
「オオガンクビソウ」の「ガンクビ(雁首)」とは、昔の喫煙具である、「キセル(煙管)」の頭の部分を意味します。
花弁のない頭花が横を向いている様子を、キセルの形に喩えたものです。
ここから、一服する時間という連想で、「憩い」という花言葉の由来になっています。
「憩い」の時間は誰にも邪魔されたくはないものです。
誰かといた方がくつろげる、という人は稀でしょう。
空間を共有していても、集中する先が別々というのは、よくある事です。
「憩い」の時間を一緒に過ごしたいというのはつまり、適度にくつろいで満足した後、すぐ話せる相手が近くにいて欲しいといった、次の事の話にすり替わっています。
スマホの待ち受けにして、ひと息つきたい時眺めるのに向く花言葉です。
「思いやり」
花が横を向いている姿から、相手を気遣って顔を向けているという連想で付いた花言葉です。
人を思いやる事が出来ない人には、誰も付いて来ません。
一方、相手の事ばかり思いやって、自分の事が出来ていない人にも、魅力はありません。
優先順位で言えば、まず、自分に芯を持ち、強みを作る事です。
自分の強みが出来た時の「思いやり」は、「かわいそう」という形だけの同情心ではなく、具体的な助けになります。
この花言葉は「思いやり」があり、何かと人を助けてくれる人へ贈り、感謝や好意を伝えるのに向きます。
「勇ましさ」
株全体として、大きく立派な様子から付いた花言葉です。
時代劇などに出て来る、大きな「喧嘩煙管」を持った、勇み肌の町奴のイメージにもなります。
何事にも物怖じせず取り組める人へ贈り、勇気を讃えるのに向きます。
まとめ
「オオガンクビソウ」は、キク科ガンクビソウ属の多年草です。
花言葉は「憩い」「思いやり」「勇ましさ」です。
自分の心も弛めてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。