代表的なマメ類のひとつである「エンドウ(えんどう豆)」は、マメ科「エンドウ」属の一年草または二年草です。
エチオピア、中央アジア原産で、世界最古の農作物とも考えられています。
花は蝶型で、色は白、紫、赤です。
「グリーンピース」や「サヤエンドウ」として食べられるのは「軟莢種」で、「うぐいす餡」などに使われるのが「硬莢種」です。
今回は、「エンドウ」の花言葉について解説します。
「エンドウ(えんどう豆)」の花言葉
「必ずくる幸福」「約束」「永遠の悲しみ」「いつまでも続く楽しみ」といいます。
良い意味と悪い意味が混在しているため、贈る時はどういう意図なのかを正しく伝えましょう。
悪い花言葉ばかり気にしてしまう人や、あまり親しくない相手には、他のものをあげた方が良いでしょう。
「必ずくる幸福」
特に、「エンドウ」の花からイメージされた花言葉です。
「エンドウ」の花が咲けば、その後、沢山の豆が得られ幸福になるという意味です。
必ずやって来るものを、人は当たり前と思って、わざわざ「幸福」とは思わなくなります。
見慣れているけれど、実は日々の幸せを支えている人へ、感謝の気持ちと共に贈るのも良いでしょう。
他に、受験や就職活動などで頑張る人へ、努力が実を結ぶように、と応援の意味で贈っても合います。
一方、「必ず」にこだわり「もしも来なかったらどう責任を取る」というような人には向きません。
挨拶と仕事の指示以外、会話不用です。
「約束」
こちらも果実が必ず実るというイメージから付いた花言葉です。
作物は多数存在しますが、古くから栽培され、いつも期待通りに収穫できたという歴史の重みのある言葉と言えます。
売買取引や交通機関の時刻、ちょっとした口約束まで、人間社会を成り立たせているのは約束です。
約束する時、「エンドウ」を画像などで添え、必ず守るという気持ちを伝えるのに向きます。
「永遠の悲しみ」
長く人と共にあった「エンドウ」は、様々な人間の営みを見て来ました。
戦場の糧食として、戦士の最後の晩餐になる事もあれば、飢饉で干からびた莢を齧る人もいたでしょう。
そんなイメージから付いた花言葉です。
永遠は人間に理解し難い概念です。
どんなものもいつかは終わる、そう理解する人の方が多いでしょう。
悲しみ続ける人を慰めるため、料理して振うのに使えます。
食べてしまえば血肉として身体に残りますが、目の前に転がしておくより馴染むものです。
「いつまでも続く楽しみ」
先ほどと真逆の花言葉です。
「エンドウ」が、恐らくは数万年という単位で、人の口を愉しませ、今後も大事な作物として利用され続けるだろう、という明るい予測です。
物事はいつか色あせ、いつまでも楽しい事はありません。
ですが、楽しかった記憶は残ります。
そんな思い出に残るような楽しみを共にする相手へ贈るのに向きます。
時代を超えて楽しまれるエンターテイナーや、漫画家にも良いでしょう。
まとめ
「エンドウ」は身近な野菜であり穀類です。
花言葉を知れば、その深い歴史に触れるきっかけになるでしょう。
植物との距離を、一層近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。