「エゴノキ」は、「エゴノキ」科「エゴノキ」属の落葉樹です。
海外では東アジア地域、国内では全土に分布し、山野の雑木林に見られ、庭木として植栽される事もあります。
白い花を下向きに咲かせ、花期は5月から6月です。
今回は、「エゴノキ」の花言葉について解説します。
「エゴノキ」の花言葉
「壮大」「清楚」があります。
どことなく相反するイメージがある花言葉ですが、どちらも良い言葉のため、贈りものにも向きます。
但し、どちらの花言葉の意図で贈っているかは明らかにしましょう。
「壮大」
樹高は最大で15mほどで、見上げるほどの高さがありつつ、枝は横に広がりどっしりした存在感があります。
そんな樹木としての姿から付いた花言葉です。
凡人を超える様々な発想で人を驚かせてくれる友人などへ贈るのに向きます。
壮大な庭園や建物などを設計するデザイナーにも合っています。
日々の生活に追われ、考え方が小さくなっていると思った時、公園の「エゴノキ」の下で一息つくのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、サイズアップを気にしている人です。
こういうものは主観なので、バランスが良かったとしても、コンプレックスになっている場合があります。
どちらかと言えば、避けた方が良いジャンルの話題です。
「清楚」
「エゴノキ」の花を咲かせた姿は、「森のシャンデリア」とも呼ばれる程豪華なものですが、個々の花は白くうつむいています。
そんな、大聖堂で合唱する修道女のようなイメージから付いた花言葉です。
立ち振る舞いが楚々とした友人に贈るのに向きます。
教会などで活動する人にも向くでしょう。
実際がどうであるか、という事を考え過ぎるとキリがないので、あなたの印象でかまいません。
言われて怒るような言葉でもありません。
恋人や配偶者に対しては、ステロタイプの従順さを求めるニュアンスになりやすいため、そうでない事について予め意思疎通がされているかが重要です。
「エゴノキ」の豆知識
「エゴノキ」の名前の由来は、果実にえぐみがある事で、「エグイ」から「エゴイ」へと転訛していったものです。
えぐみの元は、「エゴサポニン」と呼ばれる有毒成分です。
「サポニン」には界面活性作用があり、水と油を結びつけて油汚れを落とすことから、「エゴノキ」の果実は昔、石鹸として洗濯などに使われていました。
まとめ
「エゴノキ」は花の美しい木です。
花言葉を知っていれば、より好ましく鑑賞できるでしょう。
花との距離を縮めてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。