「ウルップソウ(得撫草)」は、オオバコ科「ウルップソウ」属の多年草です。
海外ではロシア、国内では本州以北に分布し、寒冷地や高山の湿った砂礫地に生育します。
青紫色の唇型の小花を多数付けた花穂を形成し、花期は6月から8月です。
今回は、「ウルップソウ」の花言葉について解説します。
「ウルップソウ(得撫草)」の花言葉
「おしゃべり」「連れていって」「跳躍」といいます。
特に悪い意味はなく、意味が合う相手への贈り物に向きます。
「おしゃべり」
唇型の花が多数咲く様子から付いた花言葉です。
複数人の口があって喋る、または、口数が多いという意味になります。
お喋りな人が好かれるか嫌われるかは、内容次第です。
多く喋っても、相手のペースに合わせているなら、それほど悪印象は与えないものです。
そして、話す内容についても、悪口を避け、良いものを見つけて話すなら、多少面白くなくても、良い印象を与えられるでしょう。
悪口で繋がる相手は、背中を向けると互いの悪口を別の人に言うものです。
楽しくお喋りできる人へ贈るのに向く花言葉です。
「連れていって」
「ウルップソウ」が、高山に隔離分布している事から、氷河期に広まり、その後取り残されたと考えられます。
ここから、「他の仲間に付いていきたかった」というイメージで付いた花言葉です。
人は独りで歩くものです。
本当の意味で引っ張り連れて行けるのは、独立していない自分の子供だけでしょう。
「連れていって」という言葉は、既に隣を歩きながら「これ以上付いていって良いか」という許可を求める言葉と言えます。
恋人へ贈り、愛情を伝えるのに向く花言葉です。
「跳躍」
「ウルップソウ」の学名「ラゴティス」は、「ラゴン(ウサギ)」「オウス(耳)」で、葉に厚みがあり、ウサギの耳を思わせるところから付いたものです。
ウサギの跳ねるイメージや、「高山に取り残されたが、仲間のいる場所へ跳んで行きたい」という擬人化したイメージの花言葉です。
人は、跳躍するように成長する事があります。
これは、降って湧いた幸運や、隠された才能という訳ではありません。
跳躍の前には、ぐっとしゃがみ力を込める必要があります。
同じように、積み上げた努力がようやく形になって表れたものなのです。
大きな実績を挙げ、評価が跳ね上がった人へ贈るのに向く花言葉です。
単純に、陸上競技の高飛びや幅跳びの選手にも良いでしょう。
「ウルップソウ(得撫草)」の豆知識
「ウルップソウ」の名は、得撫島で最初に採取された事から付いた名です。
まとめ
「ウルップソウ」は、丈が視線より低く、あまり気に留めないかも知れません。
花言葉を知れば、存在に気付き、楽しめるでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。