「ウメバチソウ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ウメバチソウ」の花言葉とは? 花言葉

ウメバチソウはニシキギ科ウメバチソウ属の多年草です。

日本では北海道から九州にかけて分布し、山地帯から亜山地帯の水が染み出るような湿地の日当たりが良い場所や、水田の畦などに生えます。

世界的には北半球に多く見られます。

8~10月頃に白い花をつけ、5枚の花弁と同数の雄しべ、複数に枝分かれした花粉を作らない仮雄蕊(仮雄しべ)で構成され、蜜を吸おうとして来た昆虫によって受粉が行われます。

実際には蜜を作らず、僅かに甘味のある分泌物を出すだけです。

今回はウメバチソウの花言葉について解説します。

「ウメバチソウ」の花言葉

「いじらしさ」です。

小さいながらも頑張って可愛らしい花を咲かせる様子からついた花言葉です。

「いじらしい」という言葉は、同情せざるを得ないような、可愛さと弱々しさを兼ね備えた者が頑張る姿に対して使います。

第三者がその様子を見ながら評する言葉なので、「彼の姿はいじらしい」とは言っても、「あなたはいじらしいですね」とは言いません。

弱さが前提になっているので、悪口のニュアンス出てしまうのです。

友人の頑張っている子供などに対して、「あなたの子供、いじらしいね、これあげてよ」という風に間接的にエールを贈る時には、意味がしっくりきます。

いじらしいと思われる立場は、結構お得なポジションなので、ウメバチソウを自分の部屋に飾って愛されキャラを目指すという風に利用は出来ます。

もちろんその行為はいじらしくありませんが、見た目の問題です。

この花言葉が合わない相手は、自分と同等かそれ以上の力がある人です。

そのような人達をこの花言葉で評しても「あなたの立場でそんな事は言えないでしょう」と突っ込まれる事になります。

「ウメバチソウ」の豆知識

ウメバチソウは漢字で梅鉢草と書きます。

花は雄しべが長くウメに似ていますが、花だけ見ていても「鉢」の要素は見つかりません。

ウメバチソウは、梅鉢紋という家紋に似ているところから付いた名です。

梅鉢紋は梅をモチーフにしていますが、器の「鉢」を思わせる円形にデフォルメされていて、通常横や下から見るウメとは少しイメージがずれます。

上から見下ろすウメバチソウの方が円に見え、梅鉢紋により似ているのです。

梅鉢紋は菅原道真や前田利家の家紋として知られています。

特に菅原道真の梅好きは伝説になっており、九州に左遷される時には梅に語りかけるように歌を詠んでおり、梅の方も彼を慕って九州まで飛んで来たとも言われています。

まとめ

ウメバチソウは小さく儚げな花です。

花言葉を知れば、見落とす事なく見つけられるかも知れません。

風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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