ウチョウランはラン科ウチョウラン属の多年草です。
日本では関東より西、四国、九州に分布する山野草です。
昭和40年代にブームになった事で野生種の乱獲が起き、現在絶滅危惧種となっています。
花期は5～8月で、紅紫色の美しい花をつけます。
ウチョウランの語源は分かっておらず、羽蝶蘭の漢字は最近になってつけられた当て字です。
今回は、ウチョウランの花言葉について解説します。
「ウチョウラン」の花言葉
「優雅」「静かな愛情」「技巧的」があります。
悪い意味はありませんが、方向性は違う花言葉のため、使い分けた方が良いでしょう。
「優雅」
その複雑で華やかな姿からついた、蘭の花全般に共通する花言葉です。
優雅な美しさを持っていたり、言動がいちいちエレガントな人への贈り物に向きます。
優雅さに憧れている人にも勿論喜ばれるでしょう。
自分の部屋に飾り、エレガントになる事を目指すのも良いでしょう。
合わないのは、上品さに対して否定的な人です。
煽られている、マウントを取られている、と腹を立てる可能性があります。
このような人に対しては、花よりもお腹に溜まる甘いものをあげた方が、ずっと好印象を与えられます。
「静かな愛情」
山地や崖の急斜面などを好む性質から、静かな場所で可憐に咲く姿を花言葉にしたものです。
押しつけがましくなく、静かな愛情を注いでくれる両親や恋人へ、感謝の気持ちを込めた贈り物に合う花言葉です。
また、親として懸命に子育てをしている友人を労うのにも向きます。
環境への配慮など社会的役割をよく理解している会社のシンボルとしても合っています。
自分の部屋に飾れば、静かな癒やしとなってくれるでしょう。
逆に合わないのは、愛情表現が開けっぴろげな人、慈善事業を前面に押し出している団体などです。
当然、全く愛情が感じられない人や団体にも不釣り合いです。
「技巧的」
元々複雑な美しさを持つランですが、その中でも特にこみ入った自然の造形美に対してついた花言葉です。
エンジニアなど技術的な仕事をする人や、技量の裏付けのある音楽家や芸術家などへの贈り物に向きます。
技術の向上を目指して自分で育てるのにも合います。
この花言葉が適さないのは、技術よりも直感や力業で物事を解決する傾向があり、そうでないやり方をズルいと考える人です。
また、個々の努力と横並びの協調を重視する団体にもあまり向きません。
まとめ
ウチョウランは大変美しい花です。
見かければ嬉しい気分になれますが、花言葉を知っていれば親しみも感じられる事でしょう。
花への好ましさを更に引き立ててくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
