短く可愛らしい穂をつけるウサギノオは、イネ科ウサギノオ属の一年草です。
地中海原産で、園芸用に栽培されますが、野生化して帰化植物にもなっているものもあります。
名前は穂の形がウサギの尾を思わせる事からついたものです。
英語も同じ意味のバニーテール、別名のラグラスもギリシャ語の「ラゴス(ウサギ)」「オウラ(尻尾)」からきています。
今回はウサギノオの花言葉について解説します。
「ウサギノオ」の花言葉
「弾む心」「私を信じて」「感謝」があります。
その姿の通り、明るく良い意味合いなので、お礼の花束などに含めると良さそうです。
「弾む心」
ウサギの跳ねるように歩く姿や、ウサギノオの花が揺れる情景など、イメージしやすい花言葉です。
お祝い事など嬉しい事があった時の贈り物などに合います。
自分の部屋に飾り、日々を楽しく感じられるように気分を盛り上げる事も出来そうです。
逆に向かないのは、物静かな人や、格式の高いセレモニーなどの場面でしょう。
「私を信じて」
様々な昔話などに出演があるウサギですが、この花言葉に合うのは、因幡の白ウサギの物語でしょう。
このウサギは、向こう岸に渡りたい時、「君たちの数を数えてあげるから岸まで並んでごらん」と、サメ達を口八丁で信じさせて手伝わせました。
もう少しで渡り切るところで、「騙されているとも知らないで馬鹿なサメだ」と、思わず洩らしてしまったために、手酷い仕返しをされその後通りすがりの神様に助けて貰うというものです。
あまり良い由来の「信じて」ではありませんが、そもそも良い状況で出ない言葉です。
やや無理筋のお願いをする時の花言葉です。
自分の力を信じて何かに挑戦するという意味で、自分の部屋に飾るのは良いでしょう。
逆に合わないのは、経緯はどうあれ一度騙してしまった相手です。
こいつは何度でも信じる相手だ、と侮っていると、手痛いしっぺ返しを食う事になりかねません。
「感謝」
こちらもウサギの物語と繋がりそうな花言葉です。
幾つかの神話に、ウサギが飢えて倒れていた人間を助ける話があります。
彼を助けるため、ウサギは自らの身を食糧として捧げた、というものです。
その人間は神様の一柱であり、その慈悲溢れる行為に感謝して月に上げるのです。
自己犠牲が良い行為かはともかくとして、かなり重たい感謝のイメージです。
お世話になった人への贈り物などに良いでしょう。
自分の部屋に飾る場合については、頑張りすぎている時に、自分に感謝して労う事に繋がるでしょう。
逆に合わないのは、向こうから感謝されるべき状況の時で、これは催促と伝わってしまいます。
まとめ
ウサギノオは、その名の通り可愛らしい形の花です。
花言葉を知れば、より深く興味を持つ事が出来るでしょう。
草花との距離をより縮める花言葉を、是非参考にして下さい。