「イワシャジン」は、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草です。
日本固有種で関東地方から中部地方にかけて分布し、山地の岩場に生育します。
花は下向きの釣り鐘型で、花色は白から紫、花期は9月から10月です。
今回は、「イワシャジン」の花言葉について解説します。
「イワシャジン」の花言葉
「感謝」「誠実」です。
良い意味の言葉で、贈り物に向きます。
何かしら関わりのあった相手に贈る言葉で、関係の浅い相手にはあまり向きません。
「感謝」
釣鐘型の花を教会の鐘に喩え、神への感謝と解釈した花言葉です。
お寺の釣鐘と解釈しても、意味は合います。
一方、垂れ下がる花を、「感謝」の気持ちで頭を下げている人に喩えても意味が合います。
「感謝」は人生を楽しくしてくれます。
「感謝」の気持ちを持つと、些細な事をして貰っても「有り難い」と思えるでしょう。
「有り難い」事とは、「有る」事が「難しい」、滅多にない希少価値のある良い出来事です。
つまり、「感謝」の気持ちは、この希少な事がより多く起こる、増幅装置のようなものです。
一方、他人に要求する「感謝」は、相当上手く、騙しだましやらない限り、反感を買うだけです。
この花言葉は、親しい人へ「感謝」の気持ちを伝えるのに向きます。
「誠実」
こちらも神への誠実な信仰心という意味になります。
神には不実な信仰心などお見通しの筈ですが、人は案外神を騙そうとします。
自分が必要ないものを選んでお供えにしたり、苦しい時にだけ思い出したように神頼みして、上手くいってもお礼参りを怠るなど、案外やっているものです。
これでは、神の加護も何もありません。
人間相手に対しても同様で、何か頼み事などで、上手く「誠実」さを見せたつもりで、端々に本音が漏れ出るものです。
心からの「誠実」さで相手に向き合う事が、結果として物事をシンプルに、良い方向に進めてくれます。
この花言葉は、自宅で飾り、自分が「誠実」に振る舞っているか、省みるのに良いでしょう。
「イワシャジン」の豆知識
「イワシャジン」は「岩沙参」と書き、岩場に生える「沙参」を意味します。
「沙参」は「ツリガネニンジン」の漢名で、水辺の砂地を好む性質から付いたもので、生薬名にもなっています。
まとめ
「イワシャジン」は、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草です。
花言葉は「感謝」「誠実」です。
自分の振る舞いも見直せる、花言葉を是非参考にして下さい。