「イワギク」はキク科キク属の多年草です。
ヨーロッパ東部から日本まで原産地があり、日本では北海道から九州の、海岸の岩場や山地の岩礫地などに生育します。
国内には途切れ途切れで存在し、しばしば絶滅危惧種として扱われます。
花は直径8cm程と大型で、形は白い一重のキク、花期は8月から10月です。
今回は、「イワギク」の花言葉について解説します。
「イワギク」の花言葉
「誠実」「慕う」「生命力」「孤高」です。
良い意味の言葉で、贈り物に向きます。
「誠実」
「キク」の高貴なイメージと、白い花色の「潔白」「ごまかしのなさ」といった連想から付いた花言葉です。
「誠実」にしようと思っても、状況が許さない場合があります。
業務命令や生活苦、力の限界、相手の理解力不足など、様々です。
気持ちがどんなに「誠実」であっても、人は行動に表れたもので判断します。
不本意な事ばかりしていると思う時、立ち位置を考え直す事も必要です。
人間、行動に合わせて考えも変わっていきます。
この花言葉は、「誠実」で信頼のおける人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
「慕う」
立派で美しい花への慕わしさを表す花言葉です。
「慕う」という言葉を動きにすれば、寄り添う姿になります。
これは、あまり派手すぎる花には難しいものです。
素朴さや嘘のなさのある、白い花としての「イワギク」のイメージに合っています。
恋人へ贈り、「慕う」気持ちを伝えるのに良いでしょう。
また、恩師や先輩などにも合う言葉です。
「生命力」
キク科植物を見ない地域は稀です。
どんな場所でも場所に合わせた品種が存在する「生命力」の強さを表す花言葉です。
「生命力」は生き抜く力であり、単一の性質だけでは表せません。
腕力があっても病気に弱ければ、一気に滅びる可能性があり、1つの病気に強くても他の病気や暑さ寒さに弱ければやはり残れません。
漫然と「優れている」「強い」とは表現出来ないのが生き物の複雑で面白いところです。
この花言葉は、元気でいたいという気持ちを込め、自分のため飾るのに向きます。
「孤高」
高山で飛石的に生育し、頭花は大きく単生する性質から付いた花言葉です。
独りで高みに生きるというのは、狙って出来るものではありません。
本人にしてみると、気付いたら同じ高さに誰もいなかった、という状態です。
こういう人が寂しいのか不幸なのか分かりませんが、自分が絶対なれないものに対しては、ある程度「そんなに良くはない筈だ」と思うのは正しい考え方です。
人間、まずは自分に与えられたものを喜ぶ気持ちが必要で、極端に上を見ても、下を見ても、幸せにはなれません。
まとめ
「イワギク」はキク科キク属の多年草です。
花言葉は、「誠実」「慕う」「生命力」「孤高」です。
生きる指標にもなる、花言葉を是非参考にして下さい。