「イモカタバミ(芋片喰)」は、カタバミ科カタバミ属「フシハネカタバミ」の亜種です。
南アフリカ原産で、日本では1967年に帰化が見られています。
花は直径1. 8cm程で花弁5枚、濃いピンク色で根元は濃い紅紫、花期は5月から7月です。
地中には特徴的な塊茎があり、「イモ」の由来となっています。
今回は、「イモカタバミ」の花言葉について解説します。
「イモカタバミ(芋片喰)」の花言葉
「輝く心」「喜び」「物思う」「決してあなたを捨てません」などがあります。
様々な由来のある花言葉で、悪い言葉はありませんが、統一性がないため、誰かに贈る時は意図を正しく伝えましょう。
「輝く心」
カタバミに共通する花言葉で、真鍮の仏具や鏡を磨くのに使われた事から付いた花言葉です。
人の心が輝くというのは、曇りなく磨かれているという意味ですが、それでは、光は何なのでしょうか。
これは、思考でしょう。
頭で思考し、心がそれを映し、行動に反映させる。
最初の思考が一緒でも、心が曇っていれば間違った手段を執り、人からの親切も歪めて記憶します。
子供の教育や、自らを省みるため、自宅へ植えるのに向いています。
「喜び」
カタバミが復活祭の頃に咲くため、「ハレルヤ」と呼ぶ国がある事から付いた花言葉です。
ハレルヤ自体は「ハレル(賛美する)ヤ(神)」という意味ですが、神への賛美は、歓喜と共に行われるのです。
同じキリスト教の由来で、聖母マリアのイメージから「母の優しさ」という花言葉も付いています。
喜びは何よりも良いもの、というより、良い事があるから喜ぶという結果です。
誰に対して贈っても、良い意味になるでしょう。
「物思う」
カタバミが、西洋では、賢い女性を象徴する、とされた事から付いた花言葉です。
そのまま「賢い婦人」「賢い貴婦人」という花言葉も付いています。
物思いは、誰にでも出来そうで、訓練が必要なものです。
この訓練が足りないと、答えが出ない時間に耐えられず、安易な結論を出してしまいます。
それを、間違っていると分かった時改めるなら良いのですが、そもそも結論に根拠がありませんから、間違いに気付く根拠もなく、そのままになるのです。
子供や教え子へ贈り導くのに向きます。
「決してあなたを捨てません」
「イモカタバミ」の葉はハート型で、花は愛情を感じさせるピンク色です。
愛情溢れるイメージから付いた花言葉です。
同じ由来で、「あなたと過ごしたい」という花言葉も付いています。
つまり、プロポーズです。
「あなたを捨てません」というのはあまり良くない表現のようです。
けれど、物事を考える時、人は多数、取捨選択します。
このレベルで「捨てない」ならば、常に相手を最優先する意味になり、違和感はなくなるでしょう。
プロポーズとして贈るのに向きますが、細々説明し難いなら、「あなたと過ごしたい」の方を使った方が良いでしょう。
まとめ
「イモカタバミ」は花も葉も可愛らしい植物です。
花言葉を知れば、一層愛おしさが増すでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。