「イヌヤマハッカ」は、シソ科ヤマハッカ属の多年草です。
日本固有種で、本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、ブナの林下や林端に生育します。
花は長さ9mm程の唇型で、花色は青紫色、花期は9月から10月です。
今回は、「イヌヤマハッカ」の花言葉について解説します。
「イヌヤマハッカ」の花言葉
「思いやり」「あなたの側に」です。
良い意味の言葉で、親しみを伝えるメッセージに向きます。
関係が浅い相手に対しては、付きまといを連想させるのでやめておきましょう。
「思いやり」
小花が集まって咲く様子から付いた花言葉です。
一方、忠犬が辛い気持ちの飼い主に寄り添い、慰めるイメージとしても合います。
「思いやり」は人間関係の基本的なものです。
相手が何を思って、あなたがどう感じたか、それに気持ちが向かなければ、距離も関係もおかしくなっていきます。
勿論、相手の気持はそう簡単には分かりません。
思いやったつもりが、有り難迷惑になっている場合もあるでしょう。
ですが、失敗はあって当然という気持ちで、相手を理解したいという意思を伝えれば、心も通じていくでしょう。
この花言葉は、「思いやり」があり好ましい相手へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
自分が「思いやり」のある人になりたいという心がけで、スマホの待ち受けにするのも良いでしょう。
「あなたの側に」
花が花茎に寄り集まる姿から付いた花言葉です。
他に名前から、長年連れ添った犬が、傍らでお行儀良くしている姿も連想できます。
一緒にいたいと思うのは誰でしょうか。
恋人や配偶者、家族、ペットなど、当たり前に一緒にいられる誰かがいる人は幸せです。
親友を得た人も、同様でしょう。
そういった存在が何もなくても、仕事や趣味、毎週の楽しみにしている事など、身近にある好ましいものは様々です。
「ないもの」を気にして他を羨むより、「あるもの」を見つめ、巡り合わせを喜ぶのが、幸せへの近道です。
「イヌヤマハッカ」の豆知識
「イヌヤマハッカ」の名は、「ヤマハッカ(山薄荷)」に似ているけれど、そうではないものという事で、「犬」が付いたものです。
ハーブの「ハッカ」を名前に持ちますが、「ヤマハッカ」も「イヌヤマハッカ」も香りは乏しく、役立ちません。
ごく良く似た花に「イヌハッカ(犬薄荷)」がありますが、こちらは「キャットニップ」とも呼ばれ、猫が好む成分を含むハーブです。
まとめ
「イヌヤマハッカ」は、シソ科ヤマハッカ属の多年草です。
「イヌハッカ」とは別種で、「ヤマハッカ」と同属です。
花言葉は、「思いやり」「あなたの側に」です。
幸せを見つめ直すにも良い、花言葉を是非参考にして下さい。