「イヌショウマ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「イヌショウマ」の花言葉とは? 逆引き

「イヌショウマ」は、キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草です。

海外では、中国、朝鮮半島、国内では北海道と本州に分布し、やや湿った場所に生育します。

花は、花弁が落ちた後も白い雄しべがブラシ状になって目立ち、花期は8月から9月です。

今回は、「イヌショウマ」の花言葉について解説します。

「イヌショウマ」の花言葉

「逃げる」「控えめ」「自由」です。

意味深な言葉が混じりますが、贈る時はカードなどを添え、伝える言葉を限定すれば誤解は避けられるでしょう。

「逃げる」

サラシナショウマ属の学名「シミシフーガ」は、ラテン語の「シミックス(トコジラミ)」「フゲレ(逃げる)」が語源です。

花の臭いにトコジラミ(南京虫)も逃げるというのが由来で、花言葉の由来にもなっています。

「逃げる」のは悪い事という考えと、辛ければ逃げて良いという考えがありますが、対立するものではありません。

問題は、そこまで辛くないのに逃げてしまう、逃げ癖が付いている場合です。

この場合、「逃げる」ラインが低すぎて、普通の仕事が難しくなっていきます。

一方、世界を見渡すと、仕事の環境が日本より良い国もあります。

中途半端ではなく、大きく「逃げる」事で、開ける道もあるのです。

辛い状況にある人へ贈るのに向きますが、本人が自分の判断で動ける事が前提です。

状況が更に悪くなると、自分で身動き取れず、「逃げないのが悪い」という自己責任論による糾弾の言葉として伝わってしまいます。

「控えめ」

同属の「サラシナショウマ(更級升麻)」と比べ草丈は3分の2ほどと小さく、花も存在感が薄めな事から付いた花言葉です。

「控えめ」である事は、相手に安心感を与え、好感にも繋がります。

仕事の場面では、積極性が持て囃されるように見えますが、互いに積極的に主張していれば、衝突するだけです。

時に「控えめ」になって、相手の意見も受け容れる必要があるでしょう。

この花言葉は「控えめ」で好ましい人へ贈るのに向きます。

「自由」

ブラシのような花穂が、風に自在に揺られる様子から付いた花言葉です。

自由には責任が伴う、とはよく言われる事ですが、多くの場合、それは別に「自由」ではなかった、というだけの事です。

迂闊に「自由にして良い」「あなたに任せる」と丸投げするものではありません。

「自由」を許すなら、許す側にこそ覚悟や責任が必要で、さもなければきっちりルールを予め伝えなければいけません。

「イヌショウマ」の豆知識

「イヌショウマ」「犬升麻」と書きます。

生薬になる同属に見た目は似ているけれど薬効がなく、人間の用に足りない事から「犬」が付いたものです。

他に「イナ(否)」が転訛して「犬」との説もあります。

まとめ

「イヌショウマ」は、キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草です。

花言葉は、「逃げる」「控えめ」「自由」です。

心を少し楽にしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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