「イヌキクイモ」は、キク科ヒマワリ属の多年草です。
北アメリカ原産で、日本には江戸時代末期に渡来しました。
花は花茎6cmほど、花色は黄色で、花期は7月から9月です。
今回は、「イヌキクイモ」の花言葉について解説します。
「イヌキクイモ」の花言葉
「あなたを見つめている」「気取らぬ愛らしさ」です。
良い意味の言葉で、特に恋人への贈り物に向きます。
「あなたを見つめている」
「ヒマワリ」に似た花は、中央部分の色が濃く、瞳のように見える事から付いた花言葉です。
一方、名前にある「犬」から、主人を見つめ、従順に付き従うイメージにもなります。
好ましい人やものを見る時は、意識しなくても視線が奪われ、目で追っています。
「好きなものを見ると瞳孔が開く」という説もありますが、これは好き嫌いというより、興奮に反応しているようです。
だとすれば、恋愛面で好きな人には、結局同じ事と言えるでしょう。
この花言葉は、恋人や配偶者へ贈るのに向きます。
マナーに関する注意書きのポスターに書き添えても良いでしょう。
「気取らぬ愛らしさ」
野に生え園芸用の花にはない逞しさがありますが、花は愛らしく整っている事から付いた花言葉です。
愛らしい「犬」のイメージとしても合います。
気取って愛らしい人と、気取らず愛らしい人では、意味が大きく違います。
気取っている場合、ファッションのテーマとして選んでいるイメージで、気取らない場合は素朴さや子供っぽさの表れです。
世に溢れる愛らしさは、何かしら人目に触れるように工夫されていると考えれば、「気取らぬ愛らしさ」はとても珍しく、貴重なものと言えるでしょう。
愛らしい恋人へ贈る他、子供のために植えても合います。
「イヌキクイモ」の豆知識
「イヌキクイモ」は、「犬菊芋」と書き、「キクイモ(菊芋)」に似ている事から付いた名です。
「キクイモ」は地下茎が肥大して、イモとして食べられますが、「イヌキクイモ」の地下茎は肥大する事がなく、イモにはなりません。
ここから、人間用ではないもの、または「否」の転訛として、「犬」の文字が付きました。
ただし、「イヌキクイモ」と「キクイモ」を厳密に見分ける事は難しく、「キクイモ」が雑草化しただけの同一品種との説もあります。
まとめ
「イヌキクイモ」は、キク科ヒマワリ属の多年草です。
花言葉は「あなたを見つめている」「気取らぬ愛らしさ」です。
好ましい気持ちも伝えられる、花言葉を是非参考にして下さい。