イナカギクはキク科シオン属の多年草です。
東海地方から四国、九州にかけて分布し、9~11月頃に白い花をつけます。
ノギクの1つとされ、類似した種も多く、見分けるのが難しい花です。
ここではイナカギクの花言葉について解説します。
「イナカギク」の花言葉
「丈夫」「清爽」「障害」があります。
イナカギクの花言葉はノギクと重複します。
園芸植物として店で出会う事はないかも知れませんが、写真やイラストなど映像の形で触れる事はあるでしょう。
良い意味も悪い意味も含みますので、贈り物の図柄などに選ぶには注意が必要です。
「丈夫」
都会から離れた山野で元気に白い花を咲かせる様子は、花言葉のイメージ通りです。
物事の受け取り方は自分のコンディション1つで大きく変わります。
丈夫で元気は事は、全てを上方修正するものです。
人に贈ったり、子供の持ち物にあしらったり、自分の部屋に飾ったり、当てはまる範囲は広いでしょう。
「清爽」
白いノギクの清らかなイメージと、それを支える葉の爽やかさから、想像しやすい花言葉です。
いつもさっぱり爽やかに振る舞う相手に贈るのも良いですし、自分の部屋に飾るのにも向きます。
とかくどんよりしがちな職場に置くのも1つの手でしょう。
全く清爽でない相手に「改善して欲しい」と思って贈っても、空振りになる確率は高いでしょう。
そんなに察しが良ければ、既に改善完了している筈です。
遠回りせず直接伝えましょう。
「障害」
雑草としてのイメージには合いますが、人間の勝手なレッテル貼りで、イナカギクにとっては迷惑な話です。
これを意図して利用する局面は現実には少なそうですが、創作などでキャラクタのイメージや隠されたメッセージのギミックなどに使う事は出来そうです。
「イナカギク」の豆知識
イナカギクは見分けるのが難しい花ですが、特にシロヨメナと混同されがちです。
これは、見た目の類似もありますが、両方が「ヤマシロギク」という同じ別名を持っているからというのが大きいでしょう。
イナカギクとシロヨメナを見分けるポイントとして、イナカギクの方が葉に毛が生えている、葉柄がなく直接茎に葉が付いている、日当たりの良い場所に生える、などがあります。
まとめ
散策の最中に緑の中にふと見つけるイナカギクは、とても美しく可愛らしいものです。
それだけでも嬉しいものですが、花言葉を知れば、嬉しさは増し、この先注意しようと気が引き締まるかも知れません。
草花をより身近に感じる事が出来る花言葉を、是非参考にして下さい。