「イトシャジン」は、キキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。
ヨーロッパ原産で、涼しい気候を好みます。
花は釣り鐘型の形をし、花色は青です。
花期は5月から8月です。
今回は、「イトシャジン」の花言葉について解説します。
「イトシャジン」の花言葉
「従順」「服従」「謙遜」です。
少々意味深な言葉ですが、他の花と合わせ、意味を組み立てると、印象が変えられるでしょう。
「従順」
しやなかで時に首を垂れるように咲く花の姿を、誰かに従いお辞儀する人に喩えた花言葉です。
「従順」は、あまり良い文脈では使われませんが、全てのタイミングで自己主張して譲らないのは行きすぎています。
多少納得出来ない仕事も、とりあえず取り組み、その中でやはり駄目なら職場を改める、といった姿勢が大事です。
誰かに贈るには少々難しい花言葉です。
ドッグトレーナーのサイトデザインなどには良いでしょう。
「服従」
こちらも「従順」と概ね同じ由来で付いています。
「従順」は状態を指し、「服従」は行動を指します。
「服従」して見せる事で、「従順」と思わせる事もあるでしょう。
自分に絶対服従している部下は便利なようで、案外やりにくいものです。
その状態は、指示待ちになる可能性が高く、指示の手間が極端に増えます。
そして、不満が表明されないため、内心でどう思われているか分からない、という不安が付きまとうのです。
何故この人は「服従」しているのか、どうなれば「服従」しなくなるのか、という理由を共有している事が何より重要です。
「謙遜」
こちらも、頭を垂れるような花からの連想です。
「謙遜」は、礼儀のつもりでやっていて、尊大になっている事も多い、危険な表現です。
心と違う事を言うのですから、何かの加減でおかしく見えるのは、当たり前と言えば当たり前でしょう。
この「謙遜」は正しいか、と迷う時は、言葉の由来まで辿ると、案外はっきりします。
「イトシャジン」の豆知識
「イトシャジン」は、「糸沙参」と書きますが、「糸」は細い花茎を、「沙参」は「ツリガネニンジン」を表した言葉です。
英名では「ブルーベル」と呼びます。
これは鐘型で青紫の花が由来です。
「ブルーベル」という名前は、他に「イングリッシュ・ブルーベル」にも付きますが、こちらはキジカクシ科で、全く別種です。
まとめ
「イトシャジン」は、キキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。
花言葉は、「従順」「服従」「謙遜」です。
花の姿も表す、花言葉を是非参考にして下さい。