「イッペー」は、ノウゼンカズラ科ハンドロアンサス属の一部品種を指します。
「イペー」を沖縄方言で呼んだものです。
アメリカ大陸原産で、沖縄では街路樹に利用されています。
花は黄色い漏斗型ですが、紅紫の「モモイロイペー」についても、色違いの「イッペー」として扱われています。
花期は3月から4月です。
今回は、「イッペー」の花言葉について解説します。
「イッペー」の花言葉
「秘密の恋」「愛らしい」「栄光」「華のある人生」などがあります。
比較的良い言葉が揃い、意味の合う人への贈り物に向きます。
「秘密の恋」
トランペットのような形も、黄色い明るい色も、隠す気があるようには見えません。
恋は秘密にしていても出てしまう「しのぶれど色に出にけり」という意味なら理解しやすいでしょう。
恋を秘密にする理由は幾つかありますが、人間、嘘をつき続ける事は出来ません。
嘘は嘘を呼ぶため、どこかでほころびてしまうのです。
いずれ嘘でなくなる方向性がないと、続かないでしょう。
まだ公表していない恋人へ贈るのに向きます。
相手が秘密である事を不満に思っているなら、苛立たせるだけなのでやめましょう。
「愛らしい」
ピンクや黄色の愛らしい花が、多数咲く事からイメージされた花言葉です。
「豊富な愛情」「女性らしい」も同じ由来です。
愛らしいものに人は抗えません。
害意を逸らす力そのもので、時としてどんな武器よりも効果を持つのです。
部屋へ飾り、愛らしさを心がけるのに向きます。
「栄光」
黄色は日の当たる明るさ、栄光の輝き、そしてトランペットの形は、栄誉を讃えるファンファーレをイメージさせます。
それらから付いた花言葉です。
「名誉」「名声」「名誉な女性」などの花言葉もあります。
「悪名は無名に勝る」といいますが、名声は次元の違うもので、比べるべくもありません。
何かしら功績を挙げた人に対し、贈るのに向く花言葉です。
「華のある人生」
多数の花を咲かせる様子から付いた花言葉です。
人生に華があったかは、自分で決めれば良い事です。
他人がどう思おうと、「これについては成し遂げた」と思えるなら、何も問題はありません。
前向きに生きる友人へ贈るのに向く花言葉です。
「イッペー」の豆知識
黄色い「イッペー」は、和名を「コガネノウゼン」「黄花イペー」、英名で「ゴールデントランペットツリー」と呼びます。
紅紫の「イッペー」は「モモイロイペー」、英名が「ピンクトランペットツリー」ですが、沖縄では稀にしか存在しません。
紅紫の方が、本来ブラジルで「イペー」と呼ばれていた品種です。
沖縄へ「コガネノウゼン」がブラジルから導入されたのは1974年で、「モモイロイペー」はそれ以前の1960年代に持ち込まれたものです。
「コガネノウゼン」他数種が、ブラジルの国花となっています。
まとめ
「イッペー」は南国の雰囲気を持つ明るい花です。
花言葉を知れば、少し変わった一面にも触れられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。