アレチヌスビトハギという花をご存知でしょうか。
マメ科シバハギ属の多年草です。
珍しい名前を持つアレチヌスビトハギの、花言葉や名前の由来をご紹介します。
「アレチヌスビトハギ」の花言葉
アレチヌスビトハギの花言葉は、主に3つあります。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
「略奪愛」
思わずドキッとしてしまう花言葉ですが、アレチヌスビトハギの名前にある「ヌスビト(盗人)」が由来と言われています。
アレチヌスビトハギの花は華やかな紫色をしていて、果実は衣類にくっつきやすく取れにくい特徴を持っています。
見る者を魅了して離さない(離れない)魅力的なその姿が、略奪愛という言葉に重なります。
「内気」
1つ目の「略奪愛」とは対照的な「内気」という花言葉もあります。
アレチヌスビトハギの花ははっきりとした紫色をしていますが、夕方になると青みがかった色に変化してしぼんでいきます。
その様子が、どこかおとなしく控えめな印象を与えます。
「思案」
「思案」という花言葉は、アレチヌスビトハギの姿が由来と言われています。
アレチヌスビトハギの花は少し下を向いて咲いているのですが、その姿が何かを考えているように見えるためです。
見る者に、知的な印象を与える花でもあります。
「アレチヌスビトハギ」の名前の由来
アレチヌスビトハギは漢字にすると「荒地盗人萩」と書きます。
「荒地に咲いている盗人の足跡のような実を持つ植物」であることが由来となり、アレチヌスビトハギという名前がついたと言われています。
実際に果実が盗人の足跡に見えるのかを確かめたくなるような、印象的な名前の由来です。
「アレチヌスビトハギ」の豆知識
もしもアレチヌスビトハギの果実が衣類にくっついてしまった時は、ペットボトルが役に立つことをご存知でしょうか。
ペットボトルの一部を切り取り、その部分を果実が付いたところにくっつけながら動かすと、果実がポロポロと取れていきます。
略奪愛という花言葉を持つだけに、果実が一度衣類につくと取りにくいと言われています。
そんな時はぜひお試しください。
まとめ
アレチヌスビトハギは、遠くから見ても目に飛び込んでくるような、はっきりとした色を持つ華やかな花です。
盗人の足跡のような形の果実であったり、夕方には花が色を変えてしぼんでいく変化があったりと、思わず見て確かめたくなるような魅力的な植物です。
どこかでアレチヌスビトハギに出会った際は、花言葉や名前の由来を思い出しながらご観賞ください。