「アメリカアリタソウ」は、ヒユ科アリタソウ属の一年草です。
熱帯アメリカ原産で、日本では戦後に帰化し、急激に広まりました。
ごく小さい花には花弁がなく、萼片だけで、まとまって穂を作ります。
花色は黄色、花期は6月から7月です。
今回は、「アメリカアリタソウ」の花言葉について解説します。
「アメリカアリタソウ」の花言葉
「恥じらい」「勇気」「富」です。
比較的良い意味の言葉が揃い、贈り物に向きます。
「恥じらい」
「アメリカアリタソウ」が、駆虫薬として利用されていた事から付いた花言葉です。
つまり、悪い虫が付いていない、まだ初々しく、異性にも恥じらいを見せる人に喩えたものです。
自己主張をはっきりする事が優れており、「恥じらい」は全部いけない、という訳ではありません。
「恥じらい」は、身内とそうでないものを認識している証拠であり、この段階がないと、深い愛情というものが感じられなくなってしまいます。
恥じらう様子が初々しく愛らしい恋人へ、贈るのに向く花言葉です。
「勇気」
異国の地で元気に繁殖する、「アメリカアリタソウ」の強さを表した花言葉です。
新しい場所に単身で乗り込んで行ける人は、何事も自分で判断して行動出来る強さを持っています。
誰かと一緒でなければ動けないとか、独りを他人に笑われるのでは、といった妄想にも囚われていません。
「勇気」があり、頼もしい人へ贈るのに向きます。
一方、自分で判断するものの、他の人の意見を全く省みない人は「勇気」とは言えません。
これは力任せの傍若無人であって、力業が効かない相手には途端に意気地がなくなります。
「富」
黄色い花が多数付く様子を表す花言葉です。
日本では、金銭ばかり追い求めてはいけないという考え方があります。
創作などでも、金持ちを殊更悪く描写する事もあるでしょう。
ですが、本来「富」に貴賤はありません。
「富」そのものは、物品を受け取る約束の印程度の意味しかないのです。
「富」を過度に貶しても、持て囃しても、本質を見失う事になるでしょう。
この花言葉は、起業した友人などへ贈り、成功を祈る時に向きます。
株式を買った時などに、自分の為へ飾り、値上がりを期待して世話するのも良いでしょう。
まとめ
「アメリカアリタソウ」は、ヒユ科アリタソウ属の一年草です。
花言葉は、「恥じらい」「勇気」「富」です。
比較的良い言葉で、贈り物にも向きます。
人との関係性を円滑にしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。