「アムールテンナンショウ」は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草です。
モンゴル、中国、朝鮮半島、ロシア原産で、名前にロシアの地域名「アムール」が入ります。
花はサトイモ科にしばしば見られる、中央に花穂、それを覆う仏炎苞という構造です。
仏炎苞は縦方向に長いため、折れ曲がり、鎌首をもたげた蛇のような形になる事から「マムシグサ(蝮草)」とも呼ばれます。
果実は、トウモロコシのように集まって実り、赤く熟しますが、有毒です。
今回は、「アムールテンナンショウ」の花言葉について解説します。
「アムールテンナンショウ」の花言葉
「壮大」「壮大な美」「雄大」といいます。
「テンナンショウ(天南星)」の花言葉と一部共通します。
いずれも良い意味で、イメージが合う相手の贈り物に向きます。
但し、体格などの意味で使うのはやめましょう。
コンプレックスを刺激する場合があります。
「壮大」
属名のテンナンショウは、竜骨座のカノープスを表すとされており、球茎を星に喩えたものです。
多数付く果実も、夜空を彩る星のイメージになります。
これらから、視界いっぱいに広がる星空を連想して付けられた花言葉が「壮大」です。
仕事や創作において「神は細部に宿る」とは言いますが、俯瞰した視点がないとバランスの歪みに気付けません。
いちいち視点を変えるのは、イメージ内でも移動のロスがあります。
意思疎通が適切なら、複数人で分業した方が効率的でしょう。
大局的な視点で、大きな事に取り組むのが得意なタイプの人へ贈るのに向きます。
ファミリー向けで、大判のテントなどの商品イメージにも良いでしょう。
「壮大な美」
こちらは壮大な星空の美しさを表す花言葉です。
都市部にいると気付きませんが、キャンプなどで街灯りのない場所に行くと、降るような星空が見られます。
星のない空は、1色で塗られた平面的なものに見えるかも知れませんが、星で埋め尽くされた途端、その大きさや深遠さが伝わってきます。
古代から、人が星を見上げ、様々に想像してきた気持ちの一端に触れられるでしょう。
ゴージャスな美しさのある人へ贈るのに向きます。
遠い未来まで残りそうな、一発芸で終わらない芸術作品を作る、芸術家の友人へ贈っても合います。
「雄大」
アムール地方のアムール川は、アジアの大陸を流れる、全長で世界第8位、流域面積で10位の大河です。
その大陸的な雄大さから付いた花言葉です。
少々の事には動じる事もない、「雄大」で頼もしい人へ贈るのに向きます。
自分が目指す姿として、自宅に植えるのも良いでしょう。
まとめ
「アムールテンナンショウ」は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草です。
花言葉は、「壮大」「壮大な美」「雄大」で、贈り物に向きます。
花に広がりを感じさせてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。