「アブラガヤ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「アブラガヤ」の花言葉とは? 花言葉

アブラガヤはイネ目カヤツリグサ科アブラガヤ属の代表的な種です。

湿地に生えて大きな株を作るイネに似た多年草で、沖縄を除く日本全土でごく普通に見かける、日本固有の植物です。

アブラガヤの花は、イネ目の特徴通り小さく目立ちませんが、花言葉はついています。

ここでは、アブラガヤの花言葉について解説します。

「アブラガヤ」の花言葉

「伝統」といいます。

重厚で良いイメージの言葉なので、歴史のある会社や学校の創立記念式典などに飾る生け花に添えるのも洒落ているでしょう。

まだ伝統が出来上がっていない、新たに立ち上げた会社などでも、末永く事業が続き伝統を重ねられるよう願いを込めて飾るならば合っています。

逆に、既存の価値観や伝統を打破する事が社是の、挑戦的なベンチャー企業の場合は、控えた方がいいかも知れません。

「アブラガヤ」の花言葉の由来

「伝統」はアブラガヤが含まれるカヤツリグサ科全体の花言葉でもあります。

これは科に属するカミガヤツリが、古代エジプト文明の紙「パピルス」の原料とされていた事が由来です。

パピルスは生産国のエジプトで使われるだけでなく、輸出品として古代ギリシャや古代ローマにも伝わり、文化と伝統を伝え遺す大きな役割を果たしました。

正に花言葉に恥じない由来です。

別の由来としては、昔の子供の遊びである蚊帳吊り遊びに使われたから、という可愛らしいものがあります。

蚊帳吊り遊びのやり方は、まず葉を落として一本にした茎の両端に、互いの角度を変えて縦に切れ目を入れます。

これを両側から割き進めると、4本に裂けた茎に囲まれた四角が出来ていきます。

この形を部屋の4隅から釣る蚊帳に見立てたのです。

「アブラガヤ」の豆知識

アブラガヤの名前の由来は、実を潰すと油の臭いがするからとも、穂の色が油っぽいからとも言われています。

実際に油が取れる訳ではなく、人間が食用とする事もありません。

海外では田んぼの雑草として抜いたアブラガヤを、牛・羊・山羊のエサにする例があります。

まとめ

アブラガヤは一般的には雑草と言われ、人にプレゼントするには向きませんが、イネやススキと同じような使い方で飾れば、面白いアクセントになるでしょう。

そして花言葉を知る事で、見た目の面白さや美しさだけでなく、より深い意味合いを持たせる事が出来ます。

是非参考にしてみて下さい。

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