「アブラカタブラ(アブラカダブラ)」はバラの一種です。
1993年にアメリカのジャクソン&パーキンス(サウスカロライナの育種生産会社)によって開発されたものと、2001年にドイツのコルデス社によって開発されたものの2種類があります。
前者は「ハイブリッド・ティー(ハイブリッドティーローズ)」という系統に属する品種で、一年中大輪の花(大きさ12〜14cmほど)を咲かせることが可能です。
加えて時間の経過と共に花の色が黄色(クリーム色)からピンク系統の色に変わるという面白い特徴があります。
また樹高は1. 2〜1. 5mほどとそれほど大きくなく、一般的な庭においても扱いやすいサイズです。
一方、後者にはワインレッド〜ダークレッドの花に黄色の絞り模様が入るという不思議な特徴があります。
なお切り花品種なので、苗はほとんど売られていません。
またどちらの「アブラカタブラ(アブラカダブラ)」も希少な品種なので、入手は比較的難しいうえに値段も高いことが多いでしょう。
「アブラカタブラ(アブラカダブラ)」の花言葉
アメリカ生まれの方の「アブラカタブラ(アブラカダブラ)」には黄色いバラの花言葉が、ドイツ生まれの方の「アブラカタブラ(アブラカダブラ)」には絞り模様のバラの花言葉が適用されます。
つまりアメリカ生まれの方の「アブラカタブラ(アブラカダブラ)」の花言葉は「友情」「平和」「愛の告白」などで、ドイツ生まれの方の「アブラカタブラ(アブラカダブラ)」の花言葉は「満足」などです。
入手のためのハードルは高いですが、ギフトにすればその独特な姿や特徴も相まって相手に強い印象を与えることができる可能性が高いでしょう。
「アブラカタブラ(アブラカダブラ)」の豆知識
世界的に大ヒットした小説、ハリー・ポッターシリーズの影響により日本では「死」のイメージもある「アブラカタブラ(アブラカダブラ)」という言葉ですが、これは元々は人々を病気や災難から守るためのおまじないでした。
今では魔法の呪文の代名詞やマジックショーの掛け声などとして使われています。
日本語にするならちちんぷいぷい、といったところでしょうか。
「アブラカタブラ(アブラカダブラ)」の花はどちらも、魔法のような不思議な性質を持つという点からこの名が与えられています。
まとめ
「アブラカタブラ(アブラカダブラ)」はバラの一種で、アメリカ生まれのものと、ドイツ生まれのものの2種類があります。
前者には時間と共に花色が変わるという特徴が、後者にはワインレッド〜ダークレッドの花に黄色の絞り模様が入るという特徴があり、ギフトにすれば相手に強い印象を与えることができるでしょう。
前者の花言葉は「友情」「平和」「愛の告白」などで、後者の花言葉は「満足」などです。